実は動くジェフ・ローバー氏を観たくて購入したのですが、ハーブ・アルパート氏の貫禄にガツンとやられましたね。いきなり「ライズ」。ヒット曲をアンコール用に演奏することはよくありますが、冒頭、意表を突かれました。
ツボを押さえた大人の音。思わず泣きが入ります。それに寺尾あきらとクラプトンを足して2で割ったような氏の風貌。もうシブイ男の哀愁がムンムンですよ。素晴らしい。いい買い物をしました。
聞くのが無いとお嘆きのフュージョン好きの親父様方、
タイトル曲の「It's A Fact」を初め捨て曲無しです。
リズム隊のNathanEast(Bass) JohnRobinson(Drums)のコンビでグイグイ来ます!!
是非御一聴を、、、
もう一度フュージョンブーム来ないかな〜(笑)
久々に良いCDに巡り会えました、、、
80年代フュージョンブームの頃「ジェフ・ローバー・フュージョン」なんてグループが登場したのにはびっくりしました。「フュージョン」って言葉自体、発するのが少し恥ずかしく感じていた者としては複雑でした。
内容はというと、伊達に「フュージョン」を付けている訳ではありませんでした。ある意味で、フュージョンというジャンルのエッセンスを持っていました。いわゆる、ソフトでメロウでアーバンでオシャレで・・・・、ちょっと恥ずかしくなる言葉ばかりですが、これ等の言葉で表現されることがある種のフュージョンの美点だったことは否定できません。
これらはスムース・
ジャズへと引き継がれていきます。もっとも、フュージョンは好きだけどスムース・
ジャズはあまり好きになれません。何が違うのか分らないのですが、ジェフ・ローバーも最近のものはあまり聴きません。時代背景ですかね?新しいスムース・
ジャズ聴くぐらいなら、古めのフュージョン聴いた方がいいような気がします。個人的な感想ですが・・・、オールド・ファンの嘆きなのかもしれません。
ジャズの名曲というのはよくありますが、フュージョンの名曲というのはあまり聞きません。名曲の一つの条件として、他のミュージシャンがカバーするというがあります。学術論文が他の研究者に参照されることによって評価されるのに似ています。
確かにフュージョンの曲が他のミュージシャンによってカバーされるのは少なかったような気がします。セルフカバーはありますので、版権の問題だったのかもしれません。とは言え、本アルバムに収録されている”Katherine”はフュージョンの名曲だと思います。この曲はジョー・ファレルが自身のアルバムで取り上げており、好きな曲でした。収録されているアルバムはマイナーでCD化は期待できません。アルバム
タイトルも忘れてしまいました。
実はジェフ・ローバーを聴きだしたのは、ジョー・ファレルのアルバムを聴いてからです。