高円寺の古本酒場コクテイルでのLIVEに感動し、このファーストを買った。
特に一曲目の「100年後」
部屋で聞くより、電車や街中で聞く事が多い僕なんだけど、急に見えている景色がちょっと淡いトーンになる。
曲が終わるまでの2分ちょっとで、僕はこの歌手に心を持って行かれた。
全部で40分弱の短い作品だから、一日に何度もリピートする事になる。
でもその都度僕が歩いている場所や景色が違うから、いつも自分の脳内思考と音楽と視界を合成する作業に追われる。
心地よい、ちょっと物悲しくも乾いていて力強くも繊細な前野健太の声が、僕を若干「センチ」な気分にさせる。
最後まで一切の「捨て曲」などない、ひりひりしたアルバムだ。
18歳の夏〜東京の空へと続くエンディングは、同時に子供から子供大人への転換か。
星が4つの理由は、マスタリングが微妙な事だ。
syrup16gのHELL-SEEの様な、こもって抜けの悪い音だ。
しかし、それを差し置いても何十年も聞かれ継がれるべき傑作だと思う。
BSフジで放送されていた番組内容の素晴らしさは、今さらここで述べるまでもありません。30分の放送枠の中で、ここまで凝縮された内容からは製作者の熱意が十分に伝わってきます。
さらに川原慶久氏のナレーションと寺嶋民哉氏のBGMが絶妙です。高度成長時代の先人達の情熱が切ないくらいに心に響きます。全12回分のBlu-ray化の完結は当然ですが、放送シリーズのさらなる継続にも期待したいです。
永遠に手許に置いておきたい作品ではないでしょうか。
新幹線をはじめとする日本の特急電車のルーツは,小田急のロマンスカーです。そのロマンスカーの歴史が紹介されており,興味深く読みました。半世紀にわたる歴史の中で,ロマンスカーの求めるものが,技術的な挑戦からから快適さの追求へと変化したことがわかります。