ジョー・ファレル ランキング!

ジョー・ファレル 教会と牡牛

 世界初CD化。 CTI時代にはどっぷりハードなJAZZ・ROCKをやっていたジョー・ファレルのメロー・フュージョン化第一弾。1977年作品。 LP発売時の邦題は『教会と牡牛』(何じゃそりゃ?)。このわけのわからないタイトルと相まって、次作『ナイト・ダンシング』が国内リリースされる頃にはもうすでに国内盤は廃盤、というむごい売れ行きだった(この恐ろしいほどの息の短さが、四ビート時代のジャズ界とのあまりの違いだ。売れるものは売れるが、売れないものはさっぱり、ということ。フュージョン旋風は果たして多くのジャズ・ミュージシャンにとって幸せだったのかどうか、今一度検証が必要だろう)。 内容的には当時レギュラーだったチック・コリア・バンドの影響を受けすぎたため、最初のスパニッシュ調の組曲が余りに長くてつまらない。これが最大の難点で、その他の曲はどれもメロー・フュージョンとしては捨て曲なしの素晴らしさだ。 中古盤のLPを持っていたが、とっくに売ってしまっていたので、このCDを購入。 それにしてもこのCDのリリース元である米Wounded Birdは凄いね。70年代の名作フュージョンを次々だ。ソニー・フォーチュンのアトランティック盤も嬉しい驚きだったが、次は何を出してくるか?(クリサリス・レーベルの「オーラクル」(御大テオ・マセロがプロデュース、当時学生だったスチーブ・クジャラ、リック・ブラウン、ジョン・セリーなど、今や知る人ぞ知る存在となった強者面々が結成したプログレッシブ・クロスオーバー・バンド)なんか個人的には早くCD化して欲しいな。 教会と牡牛 関連情報

ジョー・ファレル デアデビル/ディレクターズ・カット [DVD]

 マーク・S・ジョンソン監督やベン・アフレックやマイケル・クラーク・ダンカンは、コミック版『デアデビル』のコアなファンだそうです。そして、観客も原作の存在を知り、予備知識があると思っているためなのか、人物描写などは説明不足に感じました。特に、登場人物の背景が分からなかった。逆に、原作に思い入れは無く、映画も全く期待しないで見た分、それなりに楽しめる作品でした。 映画全体の説明不足さに比べると、主人公の少年時代の回想シーンは丁寧に描かれていて感情移入しやすく、後の復讐劇には納得。序盤のシリアスな展開が続くのかと思っていると、「あの衣装はダサいな」と主人公の良き理解者?の神父が言うジョークや、ヒロインとのシュールな出会いに思わず失笑する場面も。盲目の主人公が、音の反射で物体の形を視覚化するシーンの映像表現は面白く、コリン・ファレルらの個性的なキャラも見ていて楽しいかったです。  もともと、荒唐無稽な物語だと自覚して見ているためか、マンガ本からそのまま飛び出してきた風変わりな登場人物や、強引な展開も許容範囲に収まったのかもしれません。 デアデビル/ディレクターズ・カット [DVD] 関連情報

ジョー・ファレル ヴィム・アンド・ヴィガー

何とも面妖なジャケットである。ジョー・ファレルほどのメジャーなリード奏者にして、何でマッチョビキニ?しかも、テナーならいざ知らず何でコントラバス?考えれば考えるほど不可思議なジャケットで、店頭では絶対に損をする代物である。しかし、オランダのタイムレスレーベルだとすると・・・そこそこ期待できるかも?と言うことで購入。結果的には、これがなかなかの力作ハードバップ。ルイス・ヘイズとのコンビにオランダのトリオが絡んで、ストレートアヘッドに飛ばしてます。個人的には、ジョー・ファレルのサックスの音色というのが、どうにも軽く、薄く、物足りなく感じていたのですが、やはり、このアルバムでも、それは同じでした。ルイス・ヘイズのドラムも、ハイハットがシャリシャリ軽く、全体のサウンドも薄っぺらに聞こえました。ピアノのロブ・ヴァン・デン・ブルックは、マッコイ・タイナーとまではいかないまでも、結構がんばっていました。彼が一番の拾いものかも。メインストリームをある程度聴いてきた人は、どうぞ。 ヴィム・アンド・ヴィガー 関連情報

ジョー・ファレル デアデビル<ディレクターズ・カット> [Blu-ray]

このディレクターズカット版は劇場版でカットされた部分
を追加して、更にストーリー構成自体も変わっています、
このため主人公をはじめとして各キャラクター同士の関係性
も変化していて劇場版よりシリアスです。

個々のキャラクターの背景に関するシーンが加わったのが
大きく効いていて主人公のマットの弁護士としての日常や
裁判への取り組み、そしてブルズアイの登場場面も前より
よく描かれています。
(個人的にはこのブルズアイの空港のシーンが大好き)

そんなわけで劇場版を観て、まあ こんなもんかなっと思っ
た方にもお勧めです(見違えますよ)。

もちろん初見の人もダークなアクションヒーローの容赦無い
活躍を楽しめると思いますからお勧めです(劇場版を観なかっ
たのは幸いかも)。 デアデビル<ディレクターズ・カット> [Blu-ray] 関連情報

ジョー・ファレル Moon Germs

脱帽っス。CTIは商業路線とかイージーリスニング的とか言われますが、これは内容が濃いです。録音順で、前作「Outback」、続くチックコリアのリターン・トゥ・フォーエパー、そして本作で締めってカンジ。モノホン。
Joe Farrell (flu & ss), Herbie Hancock (p), Stanley Clarke (b), Jack Dejohnette (dr)
72年11月録音 Moon Germs 関連情報



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