ゼロより少ないってこの
タイトルが秀逸。
ジュリアンの落ちぶれていく姿はまさに「レス・ザン・ゼロ」。
ジュリアンが頼った周りの人間で、結局彼を救える可能性が
あったのは、彼を突き放した父親だけだったような気がするな。
周りに甘やかされ過ぎて大人になれないのは不幸だけど
同情はできない。
リゾート地でのパーティーで美しく着飾って笑いながら
鼻血を流してる女の子のシーンがこの映画全体を象徴している
ようで印象的だった。
最後に、クレイとブレア。
ブレアもジュリアンと同類。
きっとうまくいかないと思う。
高校生だった時(1994年)に、ドラマに「冬の散歩道」が使われて、それで買ったサイモン&ガーファンクルの初めてのアルバムです。ドラマでは、「水曜日の朝午前3時」と「明日に架ける橋」も使われていたと思います。
洋楽は中学生の頃から聴いていて、ビートルズのアルバムはだいたい抑えていましたが、同時代にこれだけ美しい楽曲と歌詞を持ったグループがいたことに感動しました。このベスト盤に入っている曲の歌詞は、当時完璧に暗記していました。(
英語の良い勉強にもなりました。)
ソロ時代の作品も含め、彼らのアルバムすべてを所有している今、このアルバムで聴きどころは「キャシーの歌」のライブバージョンです。「サウンド・オブ・サイレンス」のヒットで、急遽作成したセカンドアルバムに収録されているスタジオバージョンよりポールの声がはっきりと通っています。