多くの視聴者は爆笑問題の太田さんの「空気を読まない立ち振る舞い」を感じていることだろう。しかし、テレビという箱の中で一定のルールが有り、以前よりも視聴者からの「クレーム」という「空気」が作られることが多い中で、太田さんが枠を少しずつゆがめてながら広げていこうとする戦略が見えてきます。
水道橋博士、マキタスポーツさんの対談も、お笑い界、テレビ界にさらに深い目線を与えてくれます。有吉さんがあだ名からはじまり、今の立ち位置に徐々に移ってきている様子も語られており、刺激的な一冊です。
9曲収録とはミニアルバムのようですが、デビューシングル「あなた」から「今だから」まで、ワーナー時代に発売した全シングルA面曲が初めて収録された作品で、資料的な価値もあり、小坂明子さんの素晴らしい歌声も十分に堪能できます。
ジャケット(ブックレット)が簡素で、ちょっと淋しいですが、お求めになりやすい価格なので、まあしょうがないのでしょうね。