主人公のちゃっぷまんくんが巻き起こすドタバタギャグ。好き嫌いが分かれるかも知れません。はっきりいって、小学生のよろこびそうなギャグです。私はところどころで爆笑しました。漫画でよくある”ちゅどーん”は、この漫画が最初らしいです。
タイトル作「かすちけけ」はいいんですが、時期的に後になるほど絵がうまくなり、江口寿史に近くなる。
尻にしり、箱にはこ、と書いてあるのは、あの絵だからこそ、より「へみーん」と力が抜けて(もちろん褒め言葉)よかったのに。
書かなくてもはっかりわかるうまい絵に毛筆で「しり」とかかれてもあの味はちょっと・・・・
できんボーイやあっかんマンでみせたあの怒濤のボケは表題作以外では見あたりません。「カスですな」というのは世界で田村信ひとりに限り、褒め言葉であったわけですが・・・・。
というわけで(どういうわけじゃっ)私のような「田村信者」にしかおすすめはできません。ひえええええっ(しり)