拡張パックのプラスも含めて大体の要素は遊びつくしましたが、ここに来て一つの不満があります。
本作から武器に様々な能力を付加していく「印」という要素が加わりました。
スロットが許す限り武器に印を合成して行けば、それだけ戦いが有利に進められますが、その印の作成から強化まで、あまりにも道のりが長くRPGとは言えさすがにマイナスポイントだと思います。
例えば、高性能でレアな印ほど作成するにも多大な労力を要し、一つの印を手に入れるためには現状の装備の見直しやさらなる強化まで検討しなければならないことも少なくありません。
またレアであるため当然出現率も低く、冗談抜きで一つのダンジョンを何十何百と挑戦し続けなければなりません。
ありふれたレア度の低い印でも最大まで強化すれば優秀ですが、印の強化は凄まじい量の経験値を必要とするため、ある程度ゲームを進めてから登場する育成用のダンジョンをまず出現させる必要があります。
育成用ダンジョンが登場すればより印の強化が速くなるでしょうが、そのダンジョンは100階もある上にBGMもステージも一切替わらないという仕様。
これが極めて作業感を呼び起こし、ゲームとして著しく娯楽性を欠く結果になっています(大抵の印は最短2回の踏破で最高レベルに達しますが、尋常ではない労力です)。
もちろん、印にこだわらなくてもゲームは進行可能……と言いたいところですが、このゲームは特定の印が一部の強敵やボスキャラを攻略する重要な鍵になっており、それを使いつつもなおかつ凶悪で理不尽な難易度を乗り越える必要があります。
つまり重要な印を持たず攻略を試みようとするのは、無謀や自殺行為という言葉が相応しいとしか言い様がなく、更に言えばそれら印の能力をプレイヤーの腕で補うことは絶対に無理です(それだけ印が強力であることの裏返しでもありますが)。
つまり印の強化はストーリーのクリアはもちろん隠しダンジョンに挑む上でも避けられない道程なのです。
腰を据えてじっくりやりこむタイプのゲームであることは言うまでもありませんが、修行僧のごとく徹底的に作業的なプレイを長期間強制されるのは、ゲームの要素として許される「我慢」や「忍耐」の範囲を超えているのではないかと思います。
また、多くの経験値を欲するということはそれだけ強大な敵に挑む必要があり、当然返り討ちにあって装備が水泡に帰してしまう可能性も非常に高いです。
それでもめげずに挑み続けるのがローグライカーというものでしょうが、装備を失う絶望は一度や二度では済まないことを重ねて付け加えておきます。
RPGに育成要素はゲームにやりこみ度を与える上で非常に重要ですが、やりすぎてしまうとプレイヤーの意欲を削いでしまうという事実を如実に表しているのではないのでしょうか。今後の作品に於いて最も改善すべき点ではないかと思います。
ちなみにそれ以外の要素は非常に素晴らしいです。東方二次創作としてはトップクラスの作品ではないかと思います。
以前から 大野裕先生の本は読んでいました。期待通りです。うん、そうそう、そんなことある、ある、うんうん、と心のありようが わかりやすく 書いてあります。これからどうするか、何をしなくてはいけないか、自分なりに整理するには、ステップを一つ一つクリアすることにより ぼやーっとしていたものが わかると思います。
タイトルだけ読むと、モテナイ男のための恋愛術とかそういうのかと思いきや、
読んでみるとこれが全然違ってビックリ!!
脳と男女関係の繋がりを医学的見地から真面目に分析する部分と、
男女の脳の違いが引き起こすトラブルとその対処法について、
分かり易く、かなりリアル(これって著者の実体験??)に紹介していて
思わず「そうそう、あるある」と、ひとりつぶやきながら読んでしまいます(笑)
個人的な思いとしては、男はもちろん、たぶん女性が読むとかなり楽しめるかも・・・
とにかくお薦めです!!