THE HARDWARE EP+THE WARFARE EP
UKロックシーンの救世主が登場。内省ロック、ニューメタルにうんざりのあなたにお勧め。ダイナミズムとリリシズムがバランスよく融合された音。個人的には、今度こそストーン・ローゼズの夢よ再びという感じです。
キック・アップ・ザ・ファイア・アンド・レット・ザ・フレイムズ・ブレイク・ルース
1stに比べて大人になった印象があります。そして今後の成長も期待させる1枚です。
まず前作と比較して『パンザーアタック』や『レッツキルミュージック』のような攻撃性が薄れ、少し内面的な作風になったように思われます。
1stでは、1曲目『ディド・ユー・ミス・ミー』のように途中から雰囲気を一転させるような、「こう来るか!!」っていうギミックたっぷりの曲が目立ちましたが、今回は『ディド・ユー~』の冒頭部分のまま終ってしまうような、内なるストレートな曲が多いですね。
衝動よりも感情を大切にしたのでしょうか。昨今の激突衝動ロックンロールなガレージの連中には見られない作風です。
というわけで、TCTCの知的ぶった側面を、どうぞご堪能ください。そういえばアルバムタイトルも有名な詩から取ったとか。ますます知的気取り!!
でも、TCTC特有のテクノロジーはパキパキ、UK臭さはプンプン、独自のグルーヴはウネウネ(←書いている私はバカ?)なのでご安心を。
プロミシス・プロミシスEPプラス
「PROMISES,PROMISES」のノリから「ON OF ON」の叙情的なフレーズにつながり、「REGIDENT WRITER」でストーリー性は高まり、「OUR EYES ARE BLIGHT」で泣かせにかかる。この3曲だけでも値段以上の価値があると思う。残り2曲については、もういいか(笑