カーラの結婚宣言【字幕版】 [VHS]
ジュリエット・ルイスが知的障害者の主人公を演じているのですが、彼女の演技力に惚れ惚れする映画です。主人公が自分の人生を切り開いて頑張っていく姿には感動できます。主人公と恋に落ちる障害者の青年を演じたジョバンニ・リビージの演技も最高です。
カーラの結婚宣言 [DVD]
~カーラは知的障害をもつ女の子。母親は、とにかく彼女のことが心配で、何から何まで面倒を見たがり、自分のそばに置きたがる。でも、カーラは自立したい一心で、母親の反対を押し切って専門学校に進学する。
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そこで、自分と同じように障害を持っている彼に出会い恋に落ちる。彼との出会いはカーラを思いをさらに自立の道へと導いていく。そして、姉妹の結婚を機に、彼との結婚を考えるカーラ。
障害を持つ子を思う母の気持ちと、自立したい子供の思いのすれ違いをリアルに、そして障害者の社会生活というシリアスなテーマを湿っぽさのない映像に仕上げている。~
カーラの結婚宣言 [DVD]
日本でこの手のものをつくると、まったく違うものになるでしょう。
アメリカがつくると、やはり後味がいいものができますね。
現実とはまったくかけ離れていますが、「こうなって欲しい!」と思わせるところでは意義の有る作品だと思います。
様々な差別に対する被差別者の権利意識が高く、この映画にも出てきたような『dignity』なるものを尊重する歴史を持つ国でなら。
しかしながら、日本の現実は、主人公の母親の葛藤のところまでがせいぜいで。
アメリカは差別も激しいながら、差別と戦う気概も激しく、うらやましいですね。
日本はどちらも曖昧なんで、この作品はやはりすこしどこか気持ち悪く見えますね。
泣けることは泣けるんですが。