Visinda og Leyndardomur(科学と神秘)(紙ジャケット仕様)
鈴木さえ子の作る世界は、本当に独特で似たような世界観をあまり見たことがない。それは音作りが、職人肌でものすごく綿密に計算されたサウンドなのに、全体の印象はとにかくメルヘンチックでホッとさせられる音楽だからだ。「科学と神秘」というタイトルや、どこか難しそうな幾何学的ジャケとは裏腹に、鈴木さえ子の歌のお姉さん並みに滑舌の良い歌声と「みんなの歌」的な普遍的ポップスは、全く小難しさは感じ取れない。それでいて、実は珍しいコード展開や、単純なのに想像力を膨らませる歌詞などそう簡単には真似できないプロフェッショナルな仕事をしているのがすごい。同じく職人気質のXTCのアンディ・パートリッジが惚れ込んだというのも全く頷ける。それでいて、XTCともまた全く違う純粋なメルヘンを持っている人物が鈴木さえ子だと思う。
I WISH IT COULD BE CHRISTMAS EVERYDAY(紙ジャケット仕様)
さえ子さんと鈴木慶一さんの趣味性と
音楽性が見事にマッチした傑作です!!
この当時の二人のインタビューを読むと、
特に慶一さんがさえ子さんとのパートナーシップを
如何に喜んでいたかがわかり、その後の二人の
関係を知って読むと悲しくすらなりますが・・・。
後半よりこの時期は慶一さんの精神性・音楽性が
重きを置いている気がします。
さえ子さんというパーソナリティを通して、
慶一さんがふだんはそう見せない、女の子みたいな
ロマンチシズムを愛らしい音楽に変えて
聴かせてくれています。
「毎日がクリスマスだったら」はアナログで、
さえ子さんがサンタの格好でお化粧してるジャケの
通常シングルや、このアルバムのジャケをまんまシングル
サイズに変えたサンプルなどが出ています。
中古で見つけたら、最高のクリスマスプレゼントに
なるような一品ですので探してみてください!!
しかし中ジャケのサンタの慶一さん幸せそう!!
根岸吉太郎監督による1986年の作品。主演は十朱幸代。共演は田中邦衛、藤真理子、陣内孝則など。原作は干刈あがたによる同名小説。脚本は微妙な年代の少年を書かせたら右に出るものはいない(と個人的に勝手に思っています)森田芳光。
主人公の主婦(十朱)は2人の男子を育てつつ、母親業も仕事(ライター)もこなす頑張り屋。夫(田中)は単身赴任中の食品メーカー研究員。しかし、同僚女性(藤)と不倫の関係で、あまり家庭を顧みないという根岸作品お得意の中年男像。やがて夫の不倫は妻に知られることになり、妻は離婚を決意します。
失われつつある家族の絆をテーマにした作品ですが、離婚をしても努めて明るく振る舞う母親(十朱)と母を常に気遣い、いたわる2人の息子の心温まるやりとりは癒されます。しかし、そこは難しい年代の少年ですから時に母を苦しめ、母も辛い立場を大粒の涙を流しながら、2人の息子にぶつけます。父親(田中)を尊敬する息子たちは父親のことがなかなか心から離れず、そのことで母親は悩みます。
健気に頑張る母親を十朱幸代さんが好演。母子家庭を支えていますが、取材先で誘惑されたり、屈辱的な扱いを受けたりします。だから、耐えきれなくなって2人の息子に向けて「私だって外で働いていて、君たちには言えない悩みがあるのよ!」と大声で泣きながらストレートに感情を露わにしたりします。そんな母の思わぬ姿に2人の息子も号泣します。母子家庭、父子家庭などは、いまどきそれほど珍しくもありませんが、たとえ両親が揃っていていたとしても、家庭にはそれぞれ他人には言えない秘密や悩みがあります。頑張ることも、耐えることも必要ですが、ときに感情をぶつけ合うことも家族だからこそ、と改めて感じました。
ウホッホ探険隊 [VHS]
根岸吉太郎監督による1986年の作品。主演は十朱幸代。共演は田中邦衛、藤真理子、陣内孝則など。原作は干刈あがたによる同名小説。脚本は微妙な年代の少年を書かせたら右に出るものはいない(と個人的に勝手に思っています)森田芳光。
主人公の主婦(十朱)は2人の男子を育てつつ、母親業も仕事(ライター)もこなす頑張り屋。夫(田中)は単身赴任中の食品メーカー研究員。しかし、同僚女性(藤)と不倫の関係で、あまり家庭を顧みないという根岸作品お得意の中年男像。やがて夫の不倫は妻に知られることになり、妻は離婚を決意します。
失われつつある家族の絆をテーマにした作品ですが、離婚をしても努めて明るく振る舞う母親(十朱)と母を常に気遣い、いたわる2人の息子の心温まるやりとりは癒されます。しかし、そこは難しい年代の少年ですから時に母を苦しめ、母も辛い立場を大粒の涙を流しながら、2人の息子にぶつけます。父親(田中)を尊敬する息子たちは父親のことがなかなか心から離れず、そのことで母親は悩みます。
健気に頑張る母親を十朱幸代さんが好演。母子家庭を支えていますが、取材先で誘惑されたり、屈辱的な扱いを受けたりします。だから、耐えきれなくなって2人の息子に向けて「私だって外で働いていて、君たちには言えない悩みがあるのよ!」と大声で泣きながらストレートに感情を露わにしたりします。そんな母の思わぬ姿に2人の息子も号泣します。母子家庭、父子家庭などは、いまどきそれほど珍しくもありませんが、たとえ両親が揃っていていたとしても、家庭にはそれぞれ他人には言えない秘密や悩みがあります。頑張ることも、耐えることも必要ですが、ときに感情をぶつけ合うことも家族だからこそ、と改めて感じました。
ザ・ベリー・ベスト・オブ・鈴木さえ子
当時は夢中になって聴いていました。
今でもアルバムは全て持っています。
独特の世界観、ふわふわしているようでしっかり足は地に付いている。
そんな彼女の楽曲が凝縮された1枚です。