Modern House
こういう洋書は多数持っているんですが・・その中で主観ながら星を幾つ付けるかと
なると、僕は2〜3★に留めます。ご批判は覚悟の上ですが、素人的にはあまり印象に
残るページには乏しいと感じました。モダンデザインに特化して興味のある方は少々
失望されるかもしれません。安藤忠雄さんの事務所の作品とかもありはするんですが・・
個人的に一番興味深かったのは、P148〜P155掲載のオーガニックアーキテクチャー
(要するにこの場合、木造)のモダンハウスで、大胆極まりないグランドデザイン、
カナルのように配置された中庭プール、凝りに凝ったフロアプランと内装に感銘を
受けました。まぁわずか一つでもお気に入りのページがあれば、蔵書しておく価値が
あるというのがこの分野の洋書でしょうね。
東京ゴッドファーザーズ [DVD]
『パーフェクトブルー』
『パプリカ』『千年女優』『妄想代理人』など今敏さんが制作に関わった作品は、ほぼ全て拝見してきました。
それ故に今作を視たときの衝撃は、初見の人を上回るモノがあったかと。
だって、右フックがくると思い身構えてたら、昇竜拳がとんできたんですもの。
そりゃあ誰だって驚きますよ!
一度倒れたら止まらないドミノのように連続する事柄。
速いテンポと勢いで心地よさを感じながら、最後まで飽きずに視聴できました。
『ご都合主義』が嫌いな方には合わないかもしれません。
今までの『妄想と現実』が入り混じった作風とは良い意味で違い、今敏さんの幅の広さを感じさせられました。
こんな可能性を見せつけておいて、逝去なされてしまうなんて……。
はやいよ……。
心よりご冥福をお祈りします。
最高のエンターテイメントでした。
パプリカ [Blu-ray]
8月24日、今敏監督が膵臓癌のため永眠につかれた。享年46。あまりに早い。あまりに惜しい。ハリウッド発の「インセプション」(クリストファー・ノーラン監督)が話題になっているが、「パプリカ」とその発想は非常に似通っています。今監督がテーマとした現実と夢想との境界線が現代人の共通の関心事項になっている証だと思います。
今監督はこれまで、次のような作品を発表してきました。(Wikipediaより)
* PERFECT BLUE(1997年)ベルリン国際映画祭招待作品
* 千年女優(2001年) ドリームワークスにより世界配給
* 東京ゴッドファーザーズ(2003年) 『千年女優』と共にアカデミー賞長編アニメ賞候補作品
* 妄想代理人(2004年) 初のテレビアニメーション
* パプリカ(2006年) 第63回ヴェネツィア国際映画祭出品
* オハヨウ(2007年) NHKのアニクリ15 Third Seasonで放送
* 夢みる機械(時期未定)
作風に変化は見られないが、作品を重ねるにつれ、脚本や美術的技法に磨きがかかり、今後を大いに期待した監督でした。また、声優やスコアの大切さを十分理解されていて、声優には江守徹氏はじめベテランを多く起用しました。音楽の平沢氏については、今作品を通して知った人も多いのではないかと思います。
本作「パプリカ」は今ワールド全開のサスペンスアニメです。アニメという制約の少ない表現方法ながら、人物描写は葛藤や恋愛感情など等身大であり、大変すぐれた作品です。未見の方は是非ご覧になることをお勧めします。
OPUS(オーパス)上(リュウコミックス) [コミック]
ロシアの人形マトリョーシカのような構成と、空想と現実世界の境界線が曖昧になっていく様は、これぞ今敏さんの作品である。絵にも今さんの持つ温かみが感じられる。この作品の延長上にあるのが「妄想代理人」であり、「パーフェクトブルー」であり、「千年女優」であり「パプリカ」なのだという思いを持った。
『コミック・ガイズ』に掲載されなかった幻の最終回が下巻の158Pから載っていますが、コメディータッチともとれる構成は「東京ゴッドファーザーズ」ではないだろうか。
今さんのアイデアがたくさん詰まった宝物のような漫画です。今さんのご冥福を祈ります。
映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界
作品に使用されている師匠の曲が聴きたいなー、と思っていた私にお手頃なアイテムでした
収録されているどの楽曲たちもとても聴きごたえのあるものでした^^
アニメーションのOPにも使用されている「夢の島思念公園」がお気に入りです
力強く伸びやかな師匠の歌声と何度聞いても飽きさせないメロディーが素晴らしいですね!
ロタティオン(LOTUS-2)は一際思い入れのある大好きな曲なので収録されていて嬉しいです
映像音楽という点では大変抜きん出て異端的な雰囲気を作りだしているのではないでしょうか。お見事です
これからもじっくりと聴いていきたいと思います。