ファイティングポーズの詩(DVD付き限定盤)
最近精神的にとても病んでいたのですが、この曲を聴いて非常に励まされました。本当にこの曲には感謝しています。
私は音楽に関しては皆さんと比べると素人かもしれません。感情的な事ばかり言ってて評論家的なレビューは書けません。でも、私にとってはそれだけ、評論家的な理屈抜きで心に響いた曲なワケなんです。色々悩んでいる人とかにこの曲が届けばいいなと思います。
秘密 [VHS]
話の内容は突飛なのですが、人間の情だとか、複雑な感情を
見事に表している傑作です。
ヒロスエのいつものさわやかな笑顔のまま母親としての思いまで
とても上手い演技を見せています。
すごい傑作が世の中には埋もれていることがありますが、
これもその一つでしょう。
確か当時は「あのヒロスエがベッドシーンを!!」みたいなことばかり
取り上げられていたようにおもいますが、そんな好奇心なんて
全然持てません。
(実際は裸も無いですし、ただ、台詞のなかに「Hにしようか?」とか
それとはっきり分かる声を出すといった程度ですし)
誰が見ても純粋な愛だとか思いだとかをジーンと感じられる
良作、傑作ですね。
ナミヤ雑貨店の奇蹟
ミステリーではなくファンタジー。東野さんの小説の中では異色の部類に入るでしょう。連作で、すべての登場人物が、ナミヤ雑貨店と児童養護施設丸光園の時空を超えた線でつながります。必ずしも斬新な手法とは言えないのだけど、そこは名手東野さんですから、読ませますね。
途中に出てくる、ナミヤ雑貨店のおじさんのことば「明日は今日より素晴らしい」、最後に出てくる「白紙に地図を書く無限の可能性」。これが主題なんだろうと思います。いろいろあるけれど、明日への希望を信じて生きようよ。作者がそう語りかけているような気がします。
The Devotion of Suspect X
娘が原作を読み、二人で映画にも行きました。
映画のストリーを思い出しながら、わからない部分があれば娘にも尋ねながら
読みました。
英語の小説を読むのは本当に久しぶりで、副詞や慣用句がわからない所もありましたが何とか読みこなせました。
高校生でも十分読めると思います。
映画の中の容疑者が堤真一でしたが、少しかっこうよすぎのような感がありました。
隙間時間で、少しずつよんでいくのがいいかもしれません。
プラチナデータ (幻冬舎文庫)
全編を通して飽きることなく楽しんで読めました。
しかし、読み終わった後に心に残るものがあるかというと、
残るものはありません。
これは批判ではなく、
この作品がそういう娯楽作だということです。
お手軽に読めて楽しく時間を過ごすことが出切る。
これは本当に素晴らしいことだと思います。
全ての人が重く心に残るものばかりを求めているわけではないと思いますし。
こういう作品も大事だと思います。
ですが、私が東野圭吾さんに求めるものとは少し違ったので、
星を1つ減らして4つとさせていただきました。
あくまで個人的主観ということをお断りしておきます。
最後に苦言を
解離性同一性障害を便利に使うのはやめた方がいいと思います。
黒幕が陰謀論的な形で提示されましたがちょっとステロタイプすぎると思います。
二つとも娯楽策としてお手軽に楽しむための装置だと思いますが、
もうちょっと何とかならないのかと感じました。