Different Class
個人にやった90's大回顧祭りにてCommon Peopleを耳にして激しく再評価しました。
ポップさと反骨的ロック精神、おしゃれさ、あと今だとWeezerにも通じるようなダメさがいい具合に混じっております。
「不況の時代を魂の叫びで乗り切れ若者、勝ち組なんかに負けないぜ」的な態度は現代にも通じるところが大いにあるかと。
(この時期のイギリスも大不況だったらしく)
とはいえ、Mis-shapes, Common Peopleといった切れ味のある反逆的ナンバーのみならず、Disco2000やらUnderwearといったダメソングも突っ込みどころ満載のおいしいナンバーです。誰かと結婚した昔の片思い相手に「日曜日は何をしてるの?僕と会ったりしてもいいかも、とか思ってませんか?子供連れて来てもいいんだよ〜」と叫ぶDisco2000のラストは涙なしには聞けません(笑)。
T-Rex調のブギーなギターとlate90's UKの疾走感ときらめきにあふれたやさしくもダメなグルーヴ(ex. The Stone Roses)をかけ合わせて、
結果的に上質なポップに仕上げたのはリードボーカルJarvisの才能でしょうか。
最近だとJarvisはハリー・ポッターの映画でRadioheadの人と魔法使いバンドを組んで出演していましたよ。
エモだと重い、でもポップスの批判性のなさにもイライラする、みたいな人にお勧めかも。
パルプ (新潮文庫)
徹頭徹尾読者をおちょくった展開。依頼人は非人間、死んだはずの詩人がは生きているうえに車にひかれて死ぬ、宇宙人が主人公にいいより、浮気現場をおさえたと思えば失敗する。ピンチになっても何もしないが、勝手に解決する事件。俗悪さも突き詰めればむしろあっぱれ。ねらってもできる芸当でない。ブコウスキー・・・恐るべし。
ディス・イズ・ハードコア
ブリットポップ全盛期にブレイク、前作、「ディファレント・クラス」では120万枚のセールスを記録したパルプ。しかし、このアルバムには
前作のような明るい曲調はあまりない。残っているのは、ジャービス・コッカーという一人の男の情けなさだ。前作の成功からくる反動に打ちのめされても、結局自分は大人子供のままで、男のくせに皿を洗うし、セックスもするし、といった中年の男の情けない日常が悲しくも感動的に歌われている作品。
おすすめは、2、4、11、12。結構、前作を聞いてからこの作品を、歌詞を見ながら聞くと、感動しますよ。泣けてきますよ。
パルプ・フィクション(字幕) [VHS]
ジョントラボルタの復帰作(?)として最高の映画だとしかいいようがない!めちゃくちゃな人殺しなのに、何故こんなに憎めないキャラクターなのか!また時間の進行もトリッピーだしなんなんだぁこの映画~!私は好きです。こういうの。ちなみに最近の邦画の「GO」にも似た手法がちょっと使われてましたね。(実は、GOを観てパルプ・フィクションを思い出してしましました・・・。)これを観ればトラボルタのすごさ、タランティーノのアホさ(良い意味で)が分かります(?)
His N Hers
コモンピープルなどでヒットする前ですが、なかなかいい曲揃いです。
後半のアルバムですきなった方もこれから聞きたいという方もこれを聴いてみよう!Babiesが大好きです!ジャービスラブ☆今は休止状態なのが残念です!