「北へ。」NOCCHI ART WORKS
前に発売された「LITTLE WHITE」を買い逃した身としては、
再録に加えその他商材に使用されたイラストが入っているのは嬉しかったです。
また、ほとんどのイラストが大きく&カラーで掲載されているのも見ごたえがありました。(前に買った画集でせっかくのカラーが白黒だったり小さかったりと残念だった経験がありましたので;)
その他にイラストを描く身としては最後のほうについておりましたカラーの全身図も非常に助かりました。
強いて言えば、表紙やカバーなどにもうちょっと凝って欲しかったかと。
(2800円でほぼフルカラーなので難しいのはわかっているのですが。)
また、皆さんもおっしゃっておりますが、出典も書いていただけると懐かしさや情報にもなり便利だと思います。
最後の方に小さい画像付きで出典をまとめたものを1P加えて頂けると嬉しかったです。(今更ですが
年末に大槍氏の画集がまた発売されるようなので、
そちらのほうにも期待しております。
flowers ~Quartett!サントラCD~
ゲームもよかったのですが、音楽が良すぎ。一緒に入っているCD聞きまくりです。素晴らしい。バイオリンとかチェロとか…。音色が美しいです。感情を表現できるんですね…音楽って。と改めて思ったり。
挿入歌の「ランピン」が大好きです。
ゲーム、PS版にもなるそうで、おめでとうございます。
小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)
夜間戦闘飛行の巧者で敵からも狐と呼ばれるクラウゼ・シュナウファー中尉は、ある日、惰性と義務で続ける戦闘飛行から帰還した途端、本国へ召還される。帰国した先で待っていたのは、親衛隊少佐で元主家の令嬢であり、子どもの頃からの姉貴分であった、イングリッド・フォン・ヴィッツレーベン。彼女がクラウゼに示した新たな任務は、戦争の帰趨を握るという天才少女アンナリーサ・フォン・ラムシュタインのサポートだった。
架空の国家群が対立する世界にあって、小国の資源所有権を巡り内戦という名の大国同士による代理戦争が行われており、クラウゼはその戦場を飛び交う電子兵装を備えたジェット機のパイロットだ。
一方、アンナリーサは天才科学者であり、軍に協力して兵器の開発を行うことになる。クラウゼはそんな彼女のサポート役だ。天才少女ゆえのプライドの高さや、それに起因するベテラン技術者との対立。そんな問題をクラウゼが影から捌きながら、アンナリーサは敵国の科学者と競うように大量破壊兵器を開発していく。
そんな彼女のライバルとなるのは、敵国の科学者ルイ・シャルル・ド・アジャンクール。彼は30年前の大戦で軍に協力した故に心を病み、狂人科学者として隠棲していたが、彼のところに派遣された新任少尉エマ・フォンクの復讐に手を貸すために再び兵器開発に手を染める。
まるでおもちゃの様に兵器を開発し、その兵器が多くの他国の人を殺す。そんな現状に罪悪感を感じることもないアンナリーサだが、とある事件を通じて彼女の心情は一変する。そして、同時にアジャンクールの心情を一変させた出来事が、世界の転換点となった。
科学者の戦争責任や倫理という視点を入れながら、一人のパイロットと一人の少女を取り巻く人間と世界を描いている。テーマとしては重くて文章も硬い感じがするけれど、登場するキャラクターたちのやりとりはラブコメ的要素を含んでいる。
最近評判になっている様な舞台設定の中で、作者らしさを追求した感じがする。シリアスとコメディの区切りがもう少し明確になった方が、展開に落差がついて面白くなるような気はした。
ところで作者は、リーマン幾何学や一般相対性理論に興味があるのだろうか?
Quartett!~THE STAGE OF LOVE~(カルテット!~ザ ステージ オブ ラブ~)(初回限定版)
プレイしていただきた名作、傑作です。神童と謳われたシャルロット、天真爛漫なユニ、寡黙なスーファ、そして主人公の陽気なフィル達四人のQUartett。音楽を通して次第に打ち解け、成長して行く・・・そして最後は個々の蟠りを解決、HAPPYEND。ストーリーは王道ながらも、特有のシステムFFD(デジタルコミック形式)で綺麗なイラスト、セリフが流れる様に表示され、ぐいぐいと引き込まれます。漫画が好きな方向けな良いシステムです。あと、なんと言っても音楽、サウンドが最高・・・すみませんこれ以上は言葉では表せないです。とにかく聞いて頂きたい。PC版からの移植でボイスの追加。メイの声に若干違和感を感じたものの、それほど気になりませんでした。個人的にストーリーはシャルロットが、キャラはユニ、音楽は木漏れ日が好き。プレイ時間は短いですが、それを上回る内容です。三人攻略後に締め括りのエピソード&イラストがこれまた・・・私がプレイしてきたゲームの中でお気に入りNO.1と言っても過言では無い作品。とにかくオススメ。Littlewitch、大槍葦人氏に感謝。「笑って暮らせば毎日幸せ」
白詰草話 ~Episode of The Clovers~
このストーリーは、遺伝子操作に対する科学者の葛藤とか、それを受けた人物の気持ちというアプローチから、幸せの意味や、先天的不平等、正義というモチーフを描いたものです。
読み進めるうちに、ちょっと勿体無いな〜とか思う設定があったりして、ストーリー展開の表情がもっと豊かでもいい感がありますが、よく考えられた心の機序が「なるほど」と思わせてくれます。
(新作への期待という意味で、まだまだストーリーを練っても良かった作品だと言っておきます。)
あと、音楽が凄く、信じられないくらい綺麗です。
こんな事言っちゃうのもなんだけどQuartett!よりいい曲あります。
「透明な感覚」のピアノは必聴ですよ。このメーカは一様に音楽レベル高いですが。
皆さん必ずおっしゃる大槍さんの絵もローディストなら覚えがあるはずですw
最近さらに磨きが掛かって、ありきたりなアニメ塗りが嫌な人にもオススメ。
高い評価を多く受けるFFDも、演出の効果は確かに大きいです。
ちょっといきなり過ぎるシーンに目を瞑れば、初めてのこーゆーゲームに選んでもいい一作です。