オーシャンズ11 特別版 [DVD]
あんまり正しい道を歩んでいない者としてはこういう誰も殺さないけど大金は奪いますっていう人に憧れすら抱きます。
何かの復讐とかではなく(一応女房を寝取られた復讐ってことになってますが)ただ強大なベガスのカジノを狙うという構図で非常にわかりやすいです。
一応悪役的な扱いのベネディクトは実は何にも悪いことしてないんですね。ただ金を取られただけで12への展開としても当然かなと思います。
ただ紅一点役がジュリアロバーツでは審美眼的にはズッコケます。ネームバリューならオッケーですが。
舞台、音楽、キャスト、全てが豪華。
筋も悪くなかったと思いますよ。
ブラピとジョージクルーニーの軽妙な掛け合いも面白い。
ベガスに行ったことがある人にはたまらない映画でしょう。
行ったことのない私は行きたくなりました。
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最近見たスパイアクション映画の中ではピカイチです。
映画全体に張りつめた緊張感とスピーディーなカメラワーク、良く練られたシナリオ、リアルな格闘シーン、主人公の悲壮感を表す主題曲。どれをとってもても一級品です。
中でもカーアクションはとてもリアルで、過去のスパイ映画がいかにも娯楽映画的だったなと思わせます。主人公とCIAとの追跡が、ヨーロッパ全土に渡って展開するのも見ていて楽しいです。
ただし、裏を返せば派手さを抑えたマニア向け映画とも言え、家族受けする映画ではないかもしれません。
是非とも3部作すべてを鑑賞してほしい作品です。
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スピリチュアル本や臨死体験した人の本を読んでると、
そのままの話なので、霊能者の語る話やその能力は
特に不思議な感じはせず、違和感なくこの映画を観れます。
イーストウッドはなにかスピリチュアルなメッセージを発したかったのかも。
そこに登場人物それぞれの苦悩、思いやり、ロマンスを交えた話となっています。
静かな音楽と暗めの映像が多く、登場人物も落ち着いた人物ばかりなので
全体的には静かさや地味な印象を受けますが
ラストにかけて登場人物の良さをきれいにまとめ上げてきます。
ほのかに人の美しさを感じさせる映画です。
アジャストメント(デジタル・コピー付) [Blu-ray]
将来有望とされる若き政治家デヴィッド(マット・デイモン)は、
支持者の集会場の男子トイレでバレリーナのエリース
(エミリー・ブラント)という美しい女性と出会う。運命的な
出会いだが、人目で恋に落ちる。その直後『運命調整局』と名乗る
男たちによって拉致されてしまう。彼らの目的は、本来恋に落ちる
予定のない二人が出会ったことは間違いだという。そして『運命の書』
に記載された通りの運命を従わせることが目的だった。それに従わない
場合には、すべての記憶を抹消すると脅される。その言葉を理解した
デヴィッドだが、偶然にもエリースと2度目の再開を果たしてしまう。
偶然の出会いを『運命調整局』に察知され妨害を受けるが、エリース
との恋は本物であり、あわゆる障害と闘う決心をする。
作品はSF大作を期待すると落胆するが、良質なラブストーリーとしては
観られる。作品に登場する運命調整局と名乗る男たちは、『フリンジ』に
登場する監視人風だ。運命の番人として動き回るが、どこか冴えない
連中だ。中にはデヴィッドに同情し情報を漏らす者もいて、管理が
徹底されていない。また、帽子が時空をすり抜けるアイテムだったりと、
比較的セコイ作りの作品だ。全体的にはこじんまりした感じ。
愛する者のために、運命を管理する巨大組織に立ち向かう男のストーリー
だが、その作りは恋愛映画風だった。