素に近いタイの姿が見られることで満足はしたものの、ドラマという部分では内にこもり、外に向けて訴えてくるものはなかったように思う。また、出家の儀式の際にタンクトップのままでいる
長谷川京子にも違和感。彼女の胸の形ばかりに目が行っていた私がいうのも何だが、タイでは露出のしすぎ(あくまでもタイに同化しない外国人というサインなのかもしれないが)。
長谷川京子は確かに美しいのだが、伝わってくるものは希薄だった。台詞でも演技でもなく、何かしら伝わってくるものがあれば、これはこれでよかったといえるのだが。
また、
ジャケットにある鮮烈な原色の世界が映像の中には少なく、全体的に暗めな雰囲気だったことも残念な点の一つだった。