フレディ・キングの映像記録としては、 「The!!!!Beat 1966」〜伝説のテレビ映像「ザ・ビート」1966、が有名かつ最高と思われますが、この映像もファンにとっては見ごたえがあることでしょう。1972及び1970年当時の雰囲気や時代背景が色濃く現れており、加えてフレディがギブソンESで背面弾きのパフォーマンスをします! 言うまでもなくティー・ボーンやジミヘン(1970年没)等の影響でしょう(1972年のバックバンドのメンバーの風貌も明らかにジミヘンやリンゴ・スターを意識したもの)。なお、フレディのコンディションも最高と思われます。 前述の「The!!!!Beat 1966」を観た方にとってはやや物足りないかもしれませんが、一度も動くフレディを観たことのない方には、十分にお勧めできます。ただ、高価な国内版である必要性はないかもしれません。自分はUS輸入版の「Live at the Sugarbowl: September 22, 1972」(オールリージョンです)所有。
South Carolina, 1972 01. Big Legged Woman 02. Ain't Nobody's Business 03. I'm In Trouble 04. Key To The Highway 05. Blues Band Shuffle 06. Have You Ever Loved A Woman 07. Goin' Down
BONUS TRACKS: Los Angels, 1970 08. Have You Ever Loved A Woman 09. Look Over Yonder Wall 10. Ain't Nobody's Business 11. Whole Lotta Lovin'
とにかく、この時期はバイクが好きで免許をとったほどだ。インタビューはとても面白く読めた。キング・ケニーの走りはLDかVHSで見た記憶がある。映画館でプライド1とか言うのもそうだったか?’85年のDVDは買ってしまった。’83年のデータがない(あるけど、2戦だけ)のはとても残念。今でも見たい!と、思わせるレースだった。インタビューと写真だけでは物足りないが、この雑誌はとても面白かった。
あの日経エレクトロニクスの日経BP社が出す季刊誌「大人のロック」は我々60〜80年代ロックに多大な影響を受けた者にとっては毎号楽しいが、今号の特集1はこの秋のCD・DYLAN発売を意識してか、ボブ・ディランの世界を主に歌詞と発言から探ったもの。思ったほど頁数は多くないが要領よく分析している。みうらじゅんへの取材も1頁あるが、水玉模様の色即是空ななめ45度からの問いかけ、という彼のファンにはおなじみの内容。特集1では何よりDYLAN(CDケースやポストカードの写真が小さくではあるが載っている)の発売等、衰えを知らない彼の最近の活動の紹介に心がときめく。特集1よりも特集2の方が頁数は多い。上の商品説明で大体の内容はつかめると思うが、意外だったのは、藤あや子がフレディを熱く語っていること。フレディ波多江のフレディになりきる7つのポイントは笑えた。その他商品説明で触れられていないことを簡単にまとめると、とんでもロッカー伝説はオカルト狂編。一発屋列伝はショッキング・ブルー。名器伝説はリッケンバッカー。ルーツ・オブ・大人のロックは発明家レス・ポールの紹介。大人のAVガイドはアナログプレイヤー。何れも興味深く読んだ。
それにしても、紙ジャケ・リマスター盤や音楽DVDの発売が続くことよ。我々のように普段この手の情報に接することが少ない者にとって本誌は貴重な情報源だが、欲しいものだらけで、また妻に浪費を叱られそう。でも、ツェッペリンの「永遠の詩(狂熱のライヴ)」がMSG公演と同じ曲順で未収録の6曲を加えてリマスターした完全版となって11月に出るとのこと。これは絶対に買うと決めた。
この本はいい!黒人より白人のブルースマンに詳しい私は常日頃からエリック・クラプトンより紙一重だがピーター・グリーンの方が上だと言う持論をもっていたのだ、その理由はクリームのデビュー作でのクラプトンよりピーターが参加した時期のブレイカーズでのプレイの方が素晴らしいと思うからなのだ! この本の著者はブリティッシュブルースのギタリストのNo.1にピーターを上げているから好感が持てる…これって勇気がいるんじゃない?でもこの時期ならホントにピーターの方が僅少差ながら上なんです。そこを分かってくれている著者だから他の話も信憑性があるし信じてCDを買えるってもんです…あっぱれ!
B.B.とアルバートの陰に追いやられている感のあるフレディ。でも実は実力はもっとも高いところにあったのではないか。いや、このDVDは必携だろう。突き刺さるギターと、無理をせずに説得力のあるヴォーカル。まだまだこれからの時期に落命した事を考え合わせると、伝説となって良い力量を持つ人。 後年のアルバムはオーバープロデュースな作品が多く、ソウルの時代への対応という点で迷いがあったのか。しかしライブではそのような事は無かっただろう。 テレビ番組収録である。バックは先日(2005年9月10日)亡くなったクラレンス・ゲイトマウス・ブラウンが率いている。二人とも若い。
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