84年公開と20年以上前の作品ですが、思いのほか綺麗な画質と音質で収録されており、全体的にノイズがのってはいますが年代を考えれば上々の質だと思います。
この作品が日曜洋画劇場で放送された時の吹き替えキャストであった、故・広川太一郎氏と富山敬氏の演技が強烈に残っている方も多いと思いますが、このディスクではDVD版と同じく別キャストなので若干の違和感はあるかもしれません。しかし中身の面白さは不変だと思います。
特典映像もDVD版より追加されていて、世界一有名な救急車「エクト・ワン」をゲームの発売に伴い宣伝用に復元する模様が15分程のメイキングとして新規収録されているんですが、レプリカではなく撮影で使われた本物を修復する難作業を丁寧に解説し、最後にデザイン・脚本を手掛け、レイ役で出演もしたダン・エイクロイド氏との対面など、特典映像としても非常に満足のいくものとなっています。撮影が最近という事もあり、古い映画にも拘らず特典映像がHD収録であったのも高評価です。
値段も以前より大分下がっているので、昔からのファンに限らず万人にお勧めできる一本です。

このシリーズは好きなのでvol.１から買っています。
丁寧な丁装でコレクションのしがいがある逸品。

内容は、年表、アルバム発表時のインタビュー、アルバム紹介の繰り返し。
巻末にはライブ年表的な付録を収録。
おそらく既出のインタビュー記事を総括してまとめたような感じなので、
ファンや、ロッキンオンの熱心な読者にとっては目新しさはないけれど、
ファンやコレクターは持っておいてもいいと思う。

『パブロハニー』〜『キンブ・オブ・リムズ』までのオリジナルアルバムを紹介しており、
ライブアルバムの『アイ・マイト・ビィ・ロング』は飛ばされている。
（個人的に好きな作品であるために残念）

資料性は高くなく、新しい情報もないので、長年のファンは物足りないかもしれない。
ビギナーがこのバンドの歴史を辿るには最適かもしれない。
バンドのメンバーの言葉で歴史を辿る体験は楽しい。（ほとんどトムとジョニー）

この分厚さでいくなら、無理に長いインタビューを掲載するのではなく、
音楽性の変遷がよく分かるような全曲解説があってもよかったのではと思う。

横から見ると高さがあり、肉厚です。
Ｍサイズの玉子みたいで、刺し口は傾斜しています。
小型でインジケータも分かり易く、買いです。