とうとう、このアルバムを以てお別れの時が来てしまったかのように思います。
個人的な事ですが、私はたかじんのワンマンという
大阪ローカルの深夜番組に出演してから、随分と長い間かわいがってもらいました。もう、今からですと20年くらい前になると思います。
トークが優れているのは、みなさん承知の事実なんですが、最近は喉の調子がよくないとの事で、ほとんどコンサートは開催してなかったのですが、それは歌手『やしきたかじん』だからの責任感やファンに対して誠実だった師匠の心情が表れていたのだと思います。
コンサートの直前は緊張し過ぎて嗚咽し、普段より少し濃い色のサングラス、体や声が震えるほどの熱唱、歌い終わった時の感謝の念がまさに表現されていた、お辞儀の長さと深さ。
そして、シルクの
スーツに真っ赤に塗装されたマイク。
忘れる事なんて出来るわけがない・・
関西の方も関西以外の方も、やしきたかじんのアルバムどれにしようかと迷っているのなら、まず本作品がいいと思います (もちろん、他府県の日本中の方々も)
個人的な思い入れも含めて、特に好きな曲は・・・
やっぱ好きやねん、なめとんか、ICHIZU、関西よりも関東の方に人気のあった、東京。
そして、あんた。
クライマックスは、その時の空だと思います。
その、楽曲はほぼ
バラードなのでグラスを片手に泣いてもいいんじゃないですか。。
それが、やしきたかじんという稀有な才能を持った天才に出来る我々の最後の彼の見送り方ではないでしょうか。
まだまだ、あなたの愛した
大阪はまとまりがなく、混沌としていますが、やしきたかじんを聴いていると不思議と微力ながら何とかしなきゃなって気にさせられます。
だって、まだ怒鳴り声が私には聴こえてきますから
やしきたかじん 様
感謝してもしきれません、ありがとうございました。