1970年に46歳で亡くなった天才です。コルトーが彼を見出し、異才の彼を優勝させるためにロン・ティボー国際コンクールが作られたと言うエピソードがあります。無類の感性とテンポ・ルバートが紡ぎ出す
ショパンは至宝です。1960年位の35歳の頃の演奏が技巧と音楽のバランス良くて見事ですね。ワルツやノクターンはもちろん、エチュードが見事です。op-10-11をこんな風に弾く人がいるでしょうか?彼が今
ショパン・コンクールを受けたら予選落ちでしょうが、それはコンクールが間違っているのでしょう。
本来は書評を書くべきでしょうが、まずはCDを聴いてみて下さい。そうしたらこの本は星5つです。グールドの音楽とは違った世界にも天才がいることに共感してもらえたら、それ以上何もいうことはありません。
最初に
ショパンを聴いたのがフランソワでこれがふつうだと思ってました。
もちろん面白かったし好きだったけど、ルビンシュタインとかもその後聴いて
演奏者によって全然違うのに驚きました。
はじめてフランソワを聴いてから数十年経ってまたフランソワを思い出しました。
今は前とは違ってもっとありがたく聴いています。
こんなに自由に自分の解釈に確信を持って弾く人は珍しい。
スヴィヤトスラフ・リヒテルが一番好きなピアニストですが
フランソワも良いですねー!
こんな演奏をもっともっと聴きたいです。
良い演奏も悪い演奏もフランソワの演奏は好きです。
フランソワはかなり昔のピアニストなので、映像は白黒です。音質はマスタリングされてとても綺麗でした。とても貴重な映像だと思います。演奏はフランソワらしく情熱に溢れてました。
若き日のポリーニによる
ショパンの前奏曲がおまけで見ることができます。
聴いていて思わず涙してしまう演奏あり、「ここまでするか!?」と失笑してしまう演奏あり。
フランソワというピアニストの虜にならざるを得ない、生涯の宝物になる全集です。少なくとも私にとっては。
36枚全て聴いたのですが、最後の36枚目。1964年1月20日のサル・プレイエルでのリサイタルを収録したライブ盤ですが、
ショパンのピアノソナタ第3番の第4楽章が収録されていません。
8枚目の同曲では第4楽章まで収録されているのに…何故でしょう?
数年前にEMIから発売された36枚組のボックスセットを購入しました。もちろん日本語解説はついておらず、今までの知識と英文によるデータを頼りに少しずつ聞いてきましが、
英語に堪能なわけではないので少なからず苦労していました。そんな時に発売されたこの本のおかげで、その全貌をはっきり知る事が出来て本当に有り難いと思っています。フランソワは若いころからドビュッシーやラヴェルを楽しんでいましたが
ショパンなどはそれほど聞きこんではいなかったので、この本を参考にしながらしっかり楽しみたいと思っています。フランソワの自作曲というのも初めて聞くことが出来ました。
ジャズの影響をうけたなかなか面白い曲です。海外版ボックスセットは英文解説しかついてないので、このような本が発売されるのは大歓迎です。コルトー、ルービンシュタイン、ホロヴィッツといったピアニストに限らず、クナッパーツブッシュ、クレンペラ―、ケーゲルなどの興味深い指揮者の本も出たらとても嬉しい。往年の女性演奏家だけを集めた本というのも面白いかな。もう少し値段が高くても良いから、全部の初出
ジャケットのカラー写真が付いていると完璧でした。