本作は「ドッグ・ファイト」のBGMを聴くだけでボルテージが上がりまくるマクロスfanである僕の心をがっつりキャッチする内容でした。
TVシリーズと劇場版のストーリーに、1バルキリー乗りとして参加できるというコンセプトが素晴らしいです! グラフィックもカメラ演出も綺麗だし、新アクションが追加された操作性も良く、初心者から上級者まで楽しめる難易度なので、僕はシリーズ最高傑作であると感じました。
クリア後のカード(機体)集めに、もう一工夫欲しかったような気もしますが、初代マクロスfanならば買って損は無いでしょう。
次回作では、ステージリプレイ機能と、やられ役ですが個人的に好きな「
トマホーク」と「ディフェンダー」。更に一部の敵機体にも乗れるモードを作って欲しいな~。
日曜午後、家族で出かけるよりリアルタイムで見たかったアニメ。ボトムズ、
バイファム、ウラシマン...etc その筆頭とも言え、かつて'80年代を賑わした
新しさを持った作品群の中で現在に至るまで、その血統が受け継がれている
マクロス(おそらくSFとアイドル歌ものを融合させた初めての作品だろう)。
だからこその美樹本晴彦によるリファイン漫画化なのだろう。
コピックマーカーで色付けされた、まるでデザイン画のような繊細なキャラ
ペン画に憧れ、それがそっくりTV画面で繰り広げられることに感動した当時。
最初の最初はテクノボイジャーのゲストキャラにまでときめいた(笑)それほど
当時氏のキャラはデザイン的に優れ、画一的なTVアニメにもたらした功績は大きい。
マクロスという作品にて一時代を築いた美樹本氏のその絵柄も、さすがに
当時のままというわけにもいかず、現在の時代性を取り入れたスマートなものに
変化している。それでも今でこそ少しダサいと感じる重めの髪形や特徴的な女性
キャラのダイコン足など、元祖美樹本的な絵柄を逆に懐かしく感じてしまった。
(当時は当時で変形派生型・安彦良和的な画風に氏自身悩んでいたそうだが)
かつての"なすび頭"や豆粒のような瞳が健在であった早瀬未沙には感動すら覚えた!(笑
少し幼げに描かれている輝やワイルドなフォッカーはともかく、確かに文句なくカワイイのだが、
既にミンメイに至っては別人状態で当時、原田知世などのリアルアイドルに入れ込んでいた
氏の思い入れが詰まったキャラであり、そして何よりマクロスという一つの伝説を作った
架空アイドルの雛形とも言えるだけに、その扱いも難しかろうとも思うのだが、よくも悪くも
小奇麗にリファインされてしまったものだなと時代の流れなど一種の感慨のようなものを感じた。
それでもミンメイは、歴代マクロスキャラの中でダントツで可愛いことを再認識。
ファッションそれ自体も、よりカワイク洗練されているのは手放しで歓迎するところ。
今後は歌的な展開を絵と台詞だけで、どのように表現するのか興味津々。氏と編集
スタッフのこだわりなのか、ドッグファイトなど画面が反転するようなコマで台詞も
そのまま逆向きだったり(そこまでするか笑)多少読みにくいと感じたのも御愛嬌?
それでも言われているほど読みづらいとも感じず、きちんと漫画になっていて(失礼)
やはり今時のメディアミックス的な流れに対応しているのか非常にこなれた印象を受けた。
単なる懐かしさというより、メカや世界観など今時の作品群のように完成されており、
(今回多少レベルアップしているとはいえ)30年程近い過去にこれほどの気概を持った
作品が当時TV放送されていたのだという事実に驚かされる(無論、到底TV向きではない
高すぎる水準のキャラデザのため、途中から悲惨なことになった黒歴史はともかくも苦笑)。
美樹本氏や河森氏などの他に当時のファンもしっかり協力
スタッフの中におり興味深い。
ハセガワのVF-1に必要な武装とパイロットのセットです。
パイロットは映画版のパイロット
スーツなので、テレビ版を作りたい方は本キットの頭部と同社の米軍パイロットセットの体を組み合わせたら良いと思います。
ミサイルのパイロンへの取り付け方はハセガワ独自の、合理的なものです。設定にこだわる方は改修すればよいのですが、強度が足りないかも。