このゲームは初代ブルーインパルスに続く2作目の廉価版。 よってコスト的にはお買い得。 まず、この通称「F」は「ファイター」の「F」だということ。 初代が「基礎飛行から曲技編隊飛行」を目指したものに対し、これは「基礎飛行から戦闘機乗りになる」事を目指したもの。 訓練の後半は「戦技訓練」となり、「如何に相手を倒し生き残るか」という事に主眼が置かれている。 使用機体も前作の「自衛隊機のみ」から「自衛隊機+米軍機」に幅が広がっている。 戦闘機とはいえ「シューティング」ではなく「シミュレーション」なので、一般的なシューティングゲームと違い、実際の戦闘機に近い状態の武装だ。 コンピューター相手の対戦から、人間同士の二人対戦プレイも可能。 そして、前作からのフリーフライトモードでは、好きなマップで自機・敵機・それぞれの武装を自由に選んでの対戦が可能となり、当然リプレイの保存もできる。 今度はリプレイの保存がフライト時間により変化するので、複数のリプレイをメモリーカードに保存できるようになったのも朗報。 通常版「F」でも買って損は無いと思える内容なのだから、絶対にお買い得。
ドリームキャストで発売されたエアロダンシングFのPC向け移植版で、DC版ADFの内容の他、轟つばさの初飛行の内容の一部を収録しています。ゲーム内容そのものに付きましては、DC版のレビューなど参考にされると良いでしょう。対応OSはWindows95/98/Me/2000で、2000にはオフィシャルサイトで配布されているパッチが必要です。また非サポートですがWindows XPでも作動可能なようです(SP3で作動しています)。
通信対戦は、メーカーのロビーサーバーの運営が既に終了しているため、基本的には遊べませんが、取り説によるとIP直打ちでの対戦も可能なようです。ただしこの辺は取り説でも少しか記述されておらず、ポートの設定情報なども不明です。
古いゲームなので、現在のゲームを基準にすると、☆2〜3くらいが適当かも知れません。ですが、かつてDC版を遊んでいた方にとっては、それ以上の価値があると思います。また起動時にディスクチェックが入らないため、思い付いたときに気楽に遊べる点も、私的には高評価の一因になっています。
なおPC版エアロダンシングとしては、この他にエアロダンシングiも発売されています。PC版ADFは通常の紙箱パッケージの他、低価格版としてデジキューブが販売したパッケージ(厚めのDVDケース風)もあり、入手性は比較的良いですが、PC版ADiは低価格版がリリースされなかったため、やや入手性が悪いです(Amazonにも商品ページがないようです)。
古い作品かもしれません。しかし今でも充分いけるゲームです。 派手な戦闘より実機の動きを地道に体験できる。そんなゲーム
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