原本の画像は小さく、暗くて見にくいのが欠点でしたが、訳本は、画像がきれいに見やすくなっています。訳者注もいいタイミングで入っています。感染症コンサルテーションについては、日本でも多くの先生方がされています。施設により障壁もあるかと思いますが、次回は日本の病院で行われているコンサルテーションの実際を日本版でまとめていただけたらと思います。
何おとなく変えるのを億劫にしていると、痒くなる。そんな時、慌てて交換するがアマゾンで買えるのは便利ですね。もうちょっと安くなるといいのですが...。材質も変な薬品ではないようなので、一度使ったら、やめられない商品です。
通所介護施設(デイサービス)にて使用しています。
利用者様が来所された際、まずは体温と血圧を測っているのですが、これまでは一般的な腋に挟むタイプの体温計を使用していました。
人数にして25~30人といったところですが、これが中々に骨の折れる作業なんですね。
・検温中の方、検温の終わった方、そうでない方が分かりにくい
・痩せた方だと、そもそも腋に挟みにくい
・麻痺が有る場合、中々腕を上げることができない
・認知症の方が、体温計を挟んだ腕を動かしてしまいエラー
・同様の理由で、腋から外れ、服の中から探さなくてはならない
上記のような理由で、何度も測りなおしたり、検温が完了するまで
スタッフがついていたりしました。
しかし、これが25~30人ともなると、バイタルチェックだけでかなりの時間を費やしてしまいます。
これらが終わらないことには何も始められないので、結果として全体の業務に支障が出ていました。
そこで、思い切ってこちらの商品の導入に至った訳です。
操作は非常に簡単で、左側、顔のマークのボタンを押すと、本体から2つの光が照射されます。
この光がひとつの円になるよう、額に焦点を合わせ、ボタンを離すと検温は完了。
慣れてくれば、焦点が合う距離がある程度掴める為、3秒と言わず、それこそ1秒でも検温が出来ます。
上に書いたような、腋下検温で起こっていた不具合も全て解消。
その上、検温時間そのものが大幅に短縮出来たため、業務がスムーズに遂行出来るようになりました。
肝心の検温精度ですが、やはり表面温度からの予測となるため、多少の誤差は存在します。
直前に日差しに当たっているなど、条件によっては大幅に違うこともありましたが、その場合は腋下での検温をすればよいだけなので、大きくデメリットとは感じませんでした。
何より、
スタッフは勿論、「最近は良い物があるねー」等と、利用者様からの評価も上々。
結果は「目安」として、ある程度割り切る必要はありますが、「もっと早く導入しとけば……」と思う毎日です。
ある程度の誤差は許容でき、大量に検温する必要がある方に、是非お勧めしたい商品です。