昨年のあららさんのレビューに全く同感です。昨今のCDが売れない時代に、こんなに待望されているアルバムを再発売しないなんてソニーさん何を考えているんでしょう。何か複雑な事情があるんでしょうか。山下達郎のサンデイソングブックの新春放談でも、時折この曲がかかりますが再発については大滝師匠もあまりコメントしている感じはありません。こうなったら今や日本一のCD売上を誇るAmazonさんに一肌脱いでいただけたらと思います。
大滝詠一御大の不朽の名盤の数々にまつわる御大の肉声インタビューが、
何とも言えずノスタルジックな気持ちにさせられます。
この時代を過ぎていない若い方々には、何を言っているかも分からないだろう、とも。
余計なお世話でしょうが…
ただ、そういう若い方々にとっても、
大滝御大が実に真面目にアメリカンポップスの源流について注釈する後半は、
なかなか刺激に富むと思います。
当然のことですが、大滝御大研究においては、第一級資料だと思います。
御大は,実に詳しく当時のメモを残しており,そこから記憶を喚起する形でインタビューは進みます。
が、この一冊に資料的価値を求めるのは何となく野暮というもののような気もします。
ストライク世代の皆さんが懐かしさにしばし感涙するツールとして、
(転がしておいて、気が向いたらちょっと読んで、タイムスリップするという感じで1ヶ月は行けます!)
お奨めしたいです。
読み込んでいくと、ついにはロンバケ30周年盤
A LONG VACATION 30th Edition
買いたくなりますね。
ちなみにロンバケ30周年最新インタビューは
レコード・コレクターズ 2011年 04月号に有ります。こちらもどうぞ。