サンタナ中心でショーターはゲスト扱いなのかと思っていたが、「エレガント・ピープル」なんかでは、サンタナのソロはなく、ショーターとパトリース・ラッシェンのソロだけである。どちらかというとショーターが見たくて購入したため、ショーターの出番が予想より多くて良かった。実際、ウェザー・リポートの時よりも出番が多いと思う。メンバーもPatrice Rushen (kb)Chester D. Thompson (kb)Alphonso Johnson (b)Leon Ndugu Chancler (dr)Armando Peraza (perc)Jose Chepito Areas (timb)という面子であり、ウェザー・リポート寄りのメンバーである。サイドメンのプレイではLeon Ndugu Chanclerのドラムが強力で印象深かった。
CD付きでこの価格、ショーターのファンは買いですぞ。
ジャズ好きの自分には、
ジャズメンは天才肌の方という見方でしたが、こんなにも苦労しているとは思いませんでした。
とにかく読みやすくて良かったです。
人生の羅針盤的な本ですね。オススメです。58歳自由業(アコギ独学中)
このアルバムには特段の思い入れがあります。
このレコードは、37年位前に高田馬場駅近くのレコード屋『ムトウ』で買い求めました。当時ジョン・コルトレーンをよく買っていたのですが、ふとした切っ掛けでウェイン・ショーターが好きになり、レコードを集めるようになっていました。
そのレコード屋の私よりだいぶ年配の担当者の方に「この頃は、ショーターも聴くようになったんですね。」と声をかけられたのを覚えています。
そしてこのレコードがとても気に入った私は、ガールフレンドに「これ聴いてみてよ。すごくいいから。」と渡しました。1週間経った頃電話があり「とても良かったからもう少し貸しといて。」と言われ、そのまま大分過ぎました。
ある日、レコードを返すからと言うので会ってみると「実はレコードに傷を付けちゃって。とても気に入っているみたいなので怒られると思ってムトウに注文してたの。なかなか来なくて今日になっちゃった。」と、申し訳なさそうに真新しい
ジャケットを差し出すのでした。
決まりが悪そうにこちらの様子を伺いながらも、少し微笑みかけている口元を見た瞬間、急にその女の子がいとおしくてたまらなくなりました。
チェンバースの、無駄な音を全て削ぎ落としたソリッドなシンバルレガート。ワークマンの、研ぎ澄まされた感覚のベースライン。ハンコックの、絶妙なタイミングと鋭さを持ったバッキング。そして三人に絡みあい、イマジネーションたっぷりにおおらかに吹くショーター。
このカルテットの奏でる音楽はまるで、祝祭の到来を告げるかのように心に響き渡りました。
このコメントを書き込んでいると、「熱心に何を書いているの?」と覗き込んでお茶をいれながら、「あの時もしもレコードじゃなくてCDだったら、どうなっていたのかしらね?」と、あの時の女の子がいたずらっぽく笑っています。
あの時まだCDは無かったけれど、仮に傷の付きやすいレコードじゃなくてCDだったとしても、きっと一緒になっていたと思うよ。
出版社も某団体系ですが基本的に宗教くささはほとんどありません。数ページだけ団体についての説明がつづく箇所があるだけですね。むしろなぜショーターが入信したかがわかり興味深かったです。苦笑してしまう部分もありましたが。