徹底的にデータを”テーマ別”でまとめることで、非常に分かり易くて良い本になっています。
例えば普通の攻略本では、ダンジョンのマップページを見たあとで、そこに出没するモンスターのデータを探す為にパラパラとページめくることはよくあると思いますが、この攻略本ではそれぞれのダンジョンのマップの最初に雑魚のデータ、最後にボスのデータをまとめて紹介という形をとっていて、その手間が省けます。
他にもシステム解説の「魔法」のところに「魔法攻撃力の上がる防具一覧」を用意していたりと、細かいところに手が届く、分かり易い構成でした。
データ自体もダメージ計算式や経験値分配の法則などかなり細かい所までサポートしてくれていますし、設定資料集のようなものまであるので読んでいて面白かったです。
ただ細かいことを言えば、魔法の攻撃力を「敵全体に弱攻撃」などと抽象的に表現している為に攻撃魔法ごとの具体的な差がよく分からないこと、アディショナルというシステムについて、敵が反撃してくる技かしてこない技か、してくるならどのポイントでしてくるのか、ということへの言及がないことが残念。
とは言え少なくともクリアするのにはこれ1冊あれば困らないはずです。
評価は星4つですが、100点満点で言えば90点ぐらい付けられるオススメ攻略本。
できるだけ公平に客観的に判断しますと、このゲームは星3つくらいの出来です。エンカウント率が高い割には妙にザコ敵が強く、しかし貰える経験値は少ないしお金も溜まりにくいなど、バランス的には少しストイックに過ぎるきらいがあります。演出場面のキャラのグラフィックも綺麗ではありません。しかし光っている部分もあり、CGムービーはPSの作品中トップの出来で、マップ中の自然描写も美しいです。シナリオもメリハリがあり、悪くありません。そして、このゲームを語る上での中核は「アディショナル」であり、これはタイミングを合わせてボタンを押すことでキャラの必殺技(本作ではこれが通常攻撃)を完成させるというもので、途中で失敗すると技も失敗しダメージ減少、できない人への救済措置もほとんどないためほぼ強制的なシステムとなっていますが、最初はできなかった技も練習することでどんどん成功率が上がり、自分が上達する度にキャラも強くなっていくという一体感を味わうことができます。この「アディショナル」をどう受けとめるかでこの作品の評価は大きく変わっていくでしょう。個人的にはこの「アディショナル」とCGの美しさなどで、印象に残っている作品です。
シナリオ解説・ボス攻略・アディショナル技データ・アイテム&武具データ、攻略時のマップ、どれも見やすく文句なしです。 それに、何よりも更に良かったのが、小説のような感じでシナリオの台詞も含め掲載されているので小説代わりに熟読する分には申し分ないかと思います。また、最後よりのページでは人物名鑑も掲載されております。(但し人物名鑑はネタバレも含んでいるのでまだ攻略途中の人は読まないほうが良いかと思います。)
もしレジェンドオブドラグーンをプレイされるのであれば、この攻略本は必需品です。☆=5です。
私もこのゲームは、この攻略本無しには恐らく解けていなかった と思います。
各ボス毎の攻略法、使用すべき魔法、属性、必要なパーティメンバー など、最終的にどのメンバーで、EDを迎えるべきかを考える上で、 良く参考にしていました。宝箱のマップも便利でした。
ただし、私は一回目のゲームで、攻略本を見ながらクリアしたのですが、
物語の序盤の所の情報で、各シナリオのページの巻頭に 人物紹介が絵付きで書いてあるのですが、それをうっかり読んで、 非常に後悔しました。
私は、ロゼを応援していたのですが、序盤にも関わらず、 中盤以降にわかる決定的なネタバレが書いてありました。
残念です。これからはうっかり読まないように、気をつけます。
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