昔の東京の街並みが何とも懐かしい
本当に、昔の家の家具やら街並み
昔の国鉄
渋谷駅やら、モスバ-ガ-店とか
横浜の街並み
丁度自分が17才高校卒業前の頃の思い出が浮かびました
時代をタイムスリップしたような気分になります。
本作は昭和52年放映のドラマの原作で、前年から新聞連載されたもの。「ホームドラマに革命を起こした」画期的作品だそうですが、残念ながら当時を知りません。けれど、一本の電話から始まる妻の浮気、娘のアメリカ人との交際に端を発する思いがけない展開、ある「物件」の輸入という夫の特殊な仕事など、当時としてはかなり刺激的な内容だったろうと想像します。ですが人々をひきつけたのは、そうした設定の過激さよりむしろ、家族一人ひとりに感情移入できる、共感できる点だったのではと思います。
味気ない毎日に突然舞い込んできた華やぎ。それを自分に許すための何だか可笑しいような妻の理屈っぽさ。
娘の若さと美しさゆえの驕り。いっぱしの大人のつもりとは裏腹な、怖いもの知らずの短絡的思考。
家族の秘密を知り修復しようと奔走、空回りして傷つく多感な息子。平静を装う家族への反発。そのストレートな感情と無様な行動の愛らしさ。
家庭を顧みず仕事に没頭するが、実はぎりぎりのところで虚勢を張り、弱音との間で揺れ動いていた夫の哀感。
こういった一見平穏でもバラバラだった家族がぶつかり合い、再生へと向かうところに心を揺さぶられたのでしょう。「革命」とまで言われた本作をリアルタイムで味わえなかったのが惜しまれます。
解説は奥田英朗氏。以前、氏の『マドンナ』の中の一篇に山田作品を連想したのですが、「わたしは、『山田太一ズ・チルドレン』の一人」と述べていらっしゃるのを読み、腑に落ちる思いがしました。
全国的に知られている才能教育『スズキメソード』の、今は亡き鈴木鎮一先生がレッスンのお教室でも講演でも著作本でも口にされていた『クライスラー』です。
11枚セットCDなら徐々に集めるよりは、重なることはなくかえって安心..と購入した次第です。
届いて、開けて、聞いて....このセットにして良かったと実感しました。
BONUS CDが一枚付いており..1950年クライスラーが75才、
ニューヨーク.リッツ.カールトン.ホテルでの誕生祝賀会での生のスピーチが聞け..クライスラーのピアノ録音、アンピコ.ピアノ.ロールに入れた編曲で自作の『アイノ喜び』『小さなワルツ』『美しきロスマリン』の3曲が世界初登場で聞けて..厚さ9mm程の小冊子には..フリッツ.クライスラーの軌跡~ある偉大な音楽家の物語~レコードのクライスラー~....クライスラーのあれこれ~と増々クライスラーが身近に感じられ私のお気に入りのCDに仲間入りしました。
ラフマニノフとの共演、マコーマックのテノール、ファーラーのソプラノ、ジンバリストとの共演も聞き逃せない魅力だと思います。