桂歌丸1「質屋庫」「菊江の仏壇」 : 「朝日名人会」ライヴシリーズ 2
笑点で見せる優しい笑顔と丁寧な語り口は、落語でも同じなんですね。なんと分かりやすい、親しみやすい芸でしょう。2演目ともあまり多くは演じられない噺ですが、独自のくすぐりも入れながら、見事に現代に通用する魅力的な噺に仕上げています。「質屋庫」は、旦那に庫の番を頼むために呼ばれた気の弱い店の男が、ついにバレたかと酒や沢庵の樽をくすねていたことを自らどんどん明かしていってしまうところが何とも可笑しい。「菊江の仏壇」は、若旦那の嫁のあまりに悲しい最期とその後のサゲまでの噺の展開のギャップが激しすぎて、戸惑いながらも笑わずにはいられない珍しい噺。…笑点での歌さんしか知らない方には、是非聴いていただきたい一枚です。スゴい人です。
クイッククール(ピンク) ミスト&ファンで瞬間冷却 DMICP-03
暑いこの時期に運動場で使用しました。普通の水を入れての使用で、しかも炎天下。ミスとをと期待をこめたのですがミストではなく残念ながら大粒のシャワーという感じ。ただ水をつけたところにファンを当てると少しはヒヤッとするのでその分は効果があります。しかしスプレーを顔に当てた瞬間顔はびちゃびちゃになるのでみんなとても嫌がります。つけるのであれば腕や足ですね。そこであればとても効果がありました。何せ暑いときにはわらにもすがる感じで使えます。あくまでもとても暑いところで使える商品です。
極上 歌丸ばなし
人生に笑いを、桂米丸門下桂歌丸は平成17年噺家ではまれな芸術選奨に輝いた(怪談牡丹燈籠他で)。本書は勧められて落語人生、初の芸談一代記をまとめたものである。昭和43年、真打ち昇進、やがて掴んだ長寿番組「笑点」レギュラーの座を固めている。話すように書いた本書、どこもすっと入って面白いのだが、はっといいこと言っているなと感心させられること、それは「創る能力、捨てる能力」が共に大事であるということになる。新作をやっていると、古典に生かせることがある、変えていい噺と変えてはいけない噺もあるので、それは長年の経験でこつを覚えねばならない。人生何事にもこの心得が大切。脇役好きの人柄である歌丸。古希直前でなお気も心も若い(雅)
NHK-DVD落語名作選集 桂歌丸
落語好きとしては、「笑点」を中心とする「落語家バラエティーショー」は疑問だ。この番組で「気障でお高い」印象で売り出すた小円遊が自殺に等しい憤死をしたのも、この種番組で作られてしまうキャラクターによって、多彩な落語の世界の表現を制限されてしまうからである。
歌丸師匠は、「笑点」において辛口の論評をする「長老」役を「演じている」が、本業の本質はそこにはない。
ありふれた噺を丹念に演じ、やり手のいなくなった噺の復活につとめているのである。
ぜひ、こうした真摯な姿を広く知ってほしいと思う。