CAPTAINアリス(7) (イブニングKC)
まず届いて驚いたのは裏表紙の絵。
構図、2人の表情がとてもいい。
もちろん中身も。
ストーリー展開がリズミカルになって来た感じでワクワクさせられる。
中身の画があまりにも前巻とは違うので、絵を描いていたことのあるパートナーに聞いたら、主線(おもせん)が変わったとのこと。
アシスタントさんが変わったんでしょうか。
それとも・・・。
担当さんがN○Kでドラマ化しないかななんて文章を載せているようではあるが、お言葉を返すようで誠に恐縮なところではあるものの、大反対である。
その放送局で漫画からドラマになったものにろくなものがない気がするからだ。
高田先生、そして里見先生、そして担当さんや熱心な愛好家が創り出した絶品。
ドラマ化されたものを視聴してても原作を超えられないというか、すごくがっかりさせられてばかりいるので、申し訳ないところではあるが、ごめん被りたい。
とにかく、今までの全6巻とはまったく違う。これからも期待致します。Hi!
CAPTAINアリス(5) (イブニングKC)
唯一無二の「旅客機パニック漫画」最新刊。
今巻は1巻ほぼまるまる前巻から続いていた「パラサイト蝙蝠(バット)の悲劇」を収録しています。
前巻までで人質解放に成功したガーディアンの面々が、今度はロシア空軍の追っ手を相手取って、
なんとか親愛なる蝙蝠(バット)氏の亡命を成功させようと奮戦する様子が描かれています。
これまでのような「飛行機VSトラブル・天災」ではなく、「旅客機VS戦闘機」という、なかなか無茶なミッションになっております。
これまでのエピソードについてもどこまで真実味のあるお話かは素人目には分からなかった部分はありましたが、
なんだかいつにも増して無茶苦茶(笑)に。操縦桿を握るアリスの倒錯した表情も、
いつものニヤニヤを突破して行き着くところまでいっちゃいました。
その他、アリスの父親であるジャック門邦氏についての過去探求についても次第に掘り下げられ、
今後はメインヒロイン・アリスの生い立ちや将来についても、一波乱ありそうです。
これまでのような「リアル仕立てのフィクション」から、「フィクションのためのフィクション」へと、
多少方向性が変わった気がする1冊ですが、空での大活劇の迫力は相変わらず。
次巻以降にも、相変わらず期待は募ります。
BLUE SEED VOL.1 [DVD]
「3×3EYES」「万能文化猫娘」などで知られる高田裕三作品第三弾がこれだ。
実際にヤマタノオロチ伝説とリンクさせた点は非常に興味深い。また、この作品は人間と自然の共存をテーマとしており、地球温暖化や異常気象がとかく目立つ現代に於いてはもっとメジャーになってもおかしくない作品ではある。
それから、この作品がTV放映された1994〜1995年というのは、地下鉄サリン事件、阪神大震災などの大きなニュースが起こった年でもある。そういった意味でも個人的にはなかなか忘れ難い作品なのだが、最近のアニメファンにはこういった力作が過去にもあったとして是非とも見て欲しい隠れた名作のひとつだ。
BLUE SEED VOL.7 [DVD]
「BLUE SEED」はTV放送の時から大好きなアニメでした。
特に最終回は特別です(まぁ前の話が分かってないと分かりませんが)。
紅葉と楓、二人の奇稲田の日本を懸けた闘い…お互いを思い合いながらも対立する二人が痛々しく、切ないです。クライマックスでは、私は何度見ても、涙が出てしまいます。また、話中で紅葉や子ども達が歌う「まつりうた」も最高です!この曲は、もうこのアニメの要にもなってますね!とにかく最高!!見なきゃ損☆
それにしても、人々(国民達)の態度は考えさせられるモノがありますね。
CAPTAINアリス(1) (イブニングKC)
26歳、まだ若手の副操縦士、ありす。
彼女は飛行機が大好き、操縦が大好き。何があってもへこたれない、ごく普通の主人公……
ではなかった。
誰しも死を覚悟する飛行機事故。上空3万フィートで全てのシステムが停止したジャンボジェットの操縦室で、
彼女の上げる雄叫びは「死ぬ程楽しいぃぃぃっっ」!!
事故を楽しみ、操縦を楽しむありすの、破天荒ジェット機操縦物語。
そもそも旅客用飛行機のパイロットの物語というのが珍しいが、
この作品の場合、小難しい用語も、分かりにくい状況も、全てありすのテンションで乗り切っている。
なんだかよく分からない中にもいつの間にやら手に汗握る展開になっており、
無茶苦茶な彼女のオペレーションにいつしかのめり込んでしまう迫力がある。
歯をむき出しにして笑う、どこか壊れた彼女の表情も面白く、
どんな(人命400人分がかかった)ドタバタが起こるのかと、ドキドキしっぱなしである。
手慣れた作画によるダイナミックな飛行機のアクションも見どころですよ。
これを読めば、飛行機が苦手な人もこれからは安心して飛行機に……
いや、もっと怖くなるけどね。