超鋼戦紀 キカイオー
「俺、ウルト○マン。ゴロー君は怪獣の役な、デュワッ!」
「いつもずるいよー、今日は僕がマジ○ガーだからねっ!」
子供の頃そうやって遊んだことはないだろうか?
マジンガーが、ガンダムが、ゲッターが、ウルトラマンが、
子供のおもちゃ箱をひっくり返したような『ごっこゲー』、
それが格闘アクションゲーム、超鋼戦紀キカイオーである。
勘違いする人がいるが、このゲームは一般で言うところの
勝ち負けで勝敗を決める格闘ゲームではなない。
確かにコマンド必殺技はあるが、このゲームで一番難しい
コマンドが後>前>ボタン同時押し・・・たったこれだけで
ド派手な必殺技が炸裂し、当たれば一発逆転の爽快感、
日頃ゲームをやらない大きなお友達も納得な操作性に、
あのTVで見た必殺技、往年のシーンを彷彿させる演出、
そんな大人の遊び心を刺激させる素敵なゲームである。
魅せ技でトドメを刺す?それともこだわりの技を極める?
それともそれとも勇者の圧倒的な力で敵を粉砕する?
そう君もヒーローになれる!!このゲームで僕と握手!?
ドリームキャスト本体
数日前、自分はまた新たにネット経由でドリキャスを手に入れた。
何がやりたかったかって?
そう、PS版では無駄にプレミアをつけられて、定価の2倍以上の値が当たり前である『ジョジョの奇妙な冒険〜未来への遺産〜』をやりたかったのだ。
そして改めてやりこみたくなった『シェンムー』シリーズ。
『PSO』がもはや入手不可能に近いのが非常に残念だが…
1999年に発売されたこのゲーム。
早くも末期症状の初期症状が見え隠れしていたが、それでも自分はみんなが白い目で見る中、ドリキャスを買い続けた。
アンチソニー?それはでかい。
でもそれより何より、いろいろと時代を先駆けしすぎるセガの体質が好きだったのだ。
コントローラは変に軽く、アナログスティック部分が変にお粗末に感じるのも、既にアナログスティック標準装備のコントローラが普及してしまったからこそ、なおさら変に感じるのだ。
コントローラにメモリーカードを挿し、そこから覗き見る液晶画面で、みんなでマージャンをひとつのテレビで出来るなんて、現代のハードですら出来ないことだ。
(※さすがに最低限の情報しか見れないが)
二つあるビジュアルメモリーの内、ひとつにマイクを挿したり、プルプルパックを挿したり、今思えば奇抜な発想だった。
そして当時からしても結構なお値段だったが、VGAボックスという存在はデカかった。
『なんという美しい画面…』
PS2が如何にDVDを使って綺麗に再現できると言っても、当時はまだまだビデオ端子が主流。
宝の持ち腐れのまま、初期不良報告が相次ぎ、ひとりにんまりしていたものだ。
そして、当時のアーケード基盤(NAOMI基盤でしたっけ?)との互換性が高かったらしく、ゲーセンにあるモノは大抵すぐに移植された。
PSOに至っては、3分10円かかった通信料におどおどしながら(実際ストップウォッチを傍らにおいて遊んでいた…)、ネットワークゲームの楽しさを教えてくれた。
しばらくしてISDN対応のモデムも申し込みで発売され、高い定額料だったがオンラインプレイを満喫できた。
(※実は設定を間違えたままプレイし続け、5万円ほどの通信料を請求されたことは、今ではいい思い出だ)
PS2にも別タイトルとして移植された『ファンタシー・スター』シリーズ。
『PSO』がネットワークとしては初めてだったことを知らない仲間に涙した。
『ナニそれ?PSUだろ?』
『…』
そして今、Xbox360を遊ぶ傍らDCにも電気という命を吹き込み、ネジがどれか外れているんじゃない?と言うくらいにデカイ機動音に慈しみの心を抱きつつ、シェンムー2を遊んでいる。
そう、自分は今でも『シェンムー3』の発売を心待ちにしている男なのだ。
無印『シェンムー』がちょっとお使いゲーム過ぎたのは認めるが、『2』は神ゲーといってもいいと思う。
ちょっとレビューとしてはダメダメな文章ではあるが、この拙い文章からDCファンは『ドリームキャスト』を愛している者ばかりだという事が伝われば、幸いです。
超鋼戦記 キカイオー for Matching Service
アーケードの移植作。ジャンルは3D格闘アクション。タイプ的には「バーチャロン」に似ているかも!
グラフィックがかなりキレイで操作性も良く、ロボット格闘ゲームなので格闘ゲームファンだけでなくロボットが好きな人にも受けるはず! ゲーム中流れる歌が派手でかっこいいから、そういう意味では特撮ヒーローファンにも受けるかもしれない。とにかくいろんな人が楽しめる作品であることは間違いない。
悪い点をあげると、難易度が簡単すぎるかな~、、って所くらい。