警部補 古畑任三郎 1st DVD-BOX
記念すべきファーストシーズン。やっぱりここに尽きるという観がある。中森明菜から始まり菅原文太まで毎回意外なキャスティング、思わぬ大物が犯人役として登場し、胸を躍らせたものだ。特に菅原文太は興奮した。圧倒的存在感!ヤクザにしか見えない警視、文ニィにモスラバーガーと言わせるあたり、ナイスセンスだぜ三谷幸喜。ウィットにとんだ笑いと独特の手法で犯人を追い詰める古畑の活躍と今泉との掛け合いもやはりこのシーズンが最高ではないだろうか。ファーストに限らず、どのシーズンもなんども見返してしまう面白さがある。
古畑任三郎〈2〉 (扶桑社文庫)
本書は、テレビドラマ「古畑任三郎」の第1シーズンを文庫化したものです。
「古畑任三郎」は、田村正和演じる古畑警部のキャラが抜群なので、どうしても小説版古畑はインパクトが薄いのですが、その分純粋に推理を楽しめます。
ドラマの説明不足部分をさりげなく補っている部分にファンはニヤリとすることでしょう。
ただ、今泉慎太郎が全く登場しないのは残念。
古畑任三郎〈1〉 (扶桑社文庫)
本書は、脚本家自身の手でTVドラマを小説化したもの。スナック菓子のような軽い読み物である。過剰包装庵の和菓子とは違う。
これはTVドラマを観たことのない人には人物像が浮かび上がらないかも知れない。一度でも観たことのある人は、先ず「あとがき」を読むべし。