ターミネーター3 ザ・レデンプション
映画を思い出させる映像や破壊シーンの細かな演出には目をみはります!ただ難易度、特にタイムアタックに近いミッションが多く、広いフィールドを楽しむ暇がないのが難点です。クリア条件に時間を入れないかチートで時間無制限があれば星5つの良策ですね。
ターミネーター2 オリジナル・サウンドトラック
T2においてT1に引き続きブラッド・フィーデルが担当した音楽はタイトル通り明らかに進化しており、T1に比べてより音楽が映像に同調しています。
溶鉱炉に降りてゆくT-800の身体が溶けた鉄に浸かり、火がつく音がする瞬間にその音に合わせて少しの間だけ音楽が高揚するのがその同調を最もはっきりと感じられる瞬間だと思います。
テーマ曲は予算も増えて超大作となったT2を象徴するかのようにより力強く壮大にアレンジされています。
金属のような冷たさを感じるT1のテーマ曲が抹殺任務を与えられた冷酷な殺人マシーンなら、力強く壮大なT2のテーマ曲は保護任務を与えられた頼れるヒーローという感じでしょう。
それぞれで流れるテーマ曲がT-800の立場の違いをはっきりと表現しています。
T3エンディングで流れるテーマ曲はフィーデルではなくマルコ・ベルトラミによってアレンジされていますが、保護任務を与えられている点がT2とT3に共通のためか、三つを聴き比べてみるとベルトラミは明らかにT1ではなくT2のテーマ曲をもとにアレンジしたようです。
また溶鉱炉に降りてゆくラストシーンで流れる曲「イッツ・オーバー」のような穏やかにアレンジされたテーマ曲はT1やT2では他に全く流れません。
しかしT3でベルトラミはそれをもとに発展させ、「イッツ・オーバー」とよく似た穏やかな曲であるジョン・コナーのテーマ「JCテーマ」を作曲してラストの核戦争勃発のような重要なシーンで流し、厳かな雰囲気に仕上げています。
そのことから、フィーデルがT2でアレンジしたテーマ曲と「イッツ・オーバー」の二曲は音楽担当を受け継いだベルトラミがT3の音楽を作曲するに当たって手本にできる、大きな助けになったようです。
それだけT2のこの二曲の存在が大きいということなのでしょう。
ターミネーター4 スペシャル・エディション [Blu-ray]
これまでのシリーズにおいて、断片的に語られてきた未来世界における人類VS機械の戦争を真正面から描いた作品。つまり1作目の前日譚に当たる(未来の話なのに前日譚とはこれいかに?)。
潤沢な予算をつぎ込んだだけあって世界観の構築はほぼ完璧。色んなタイプのターミネーターがわんさか出てくる戦闘シーンは迫力満点だし、ジョン・コナーとマーカス・ライト、2人の主人公を配したストーリー展開もけっこうしっかりしてるし、かなりの良作だと思うんですが(流石に『T2』と比べるのが酷だとは分かっちゃいます)。
リンダ・ハミルトン【サラ・コナー役】も写真と声で特別出演。
オリジナル・サウンドトラック ターミネーター
80年代映画音楽の双璧は、個人的には「エイリアン2」と、この「ターミネーター」かもしれない。このサントラにおいて、全ての楽曲が網羅されている訳ではない。期待していた楽曲が、残念ながら一部見過ごされてしまった。(最初にターミネーターを破壊した後、カイルとサラが抱き合うシーンなど・・)しかし、重金属のリズムが強烈な「ターミネーターのテーマ」は、やはり何度聴いても、インパクトに満ちた革新的な曲である。また、カイルとサラが想いを通じ合う「ラブ・シーン」に至っては、心を揺さぶられずにはいられない秘やかな名曲に思える。静かに始まり、徐々に高ぶる想い。副旋律は、どこまでも甘く、悲痛美を帯び、切々と盛り上げる・・。こういう曲には、問答無用に弱い。ラブ・シーンという、即物的で気取りの無いタイトル付けが、妙に格好良く思えてしまった。
ターミネーター4 (角川文庫)
現在はカリフォルニア州知事でもお馴染みアーノルド・シュワルツネッガー主演のターミネーターの独房の新作のターミネーター4のノベル版です。
因みに本作にはシュワちゃんは出演していません。
で、この作品についてですが、面白いです。読みごたえがありますねぇ。
特に自分を人間だと思い込みながら実はターミネーターだと新キャラ、マーカス・ライトが何故人間からターミネーターになったかが、書かれレジスタンスよりマーカスの話の方が個人的に興味深かったです。
ファンなら読むことをオススメします。しかし、読むのは映画の方を見終えてからにしてください。
何故ならば、ノベル版を読んでしまうと、ストーリーを知ってしまい、面白味が薄れてしまうからです。
しかし、ターミネーターは面白いなぁ。特に4は早く見ていたいなぁ。
余談ですが、僕は未だ映画の方は見てません。