うーん
タイトル思いつかなくてすみません。一言でいうと今回の感想はこれかなといった感じです。
互いの立場があったとはいえ、メ
アリと女王の祖母と孫の不器用すぎる二人の関係のすれ違いは、読んでいた考え深い物でした。
かつでヴァージルがメ
アリに「これほどまでに陛下に似ているあなたなのに」ともらしていましたが、
本当にその通りだったのだなと思います。でも、メ
アリさんは少し繊細すぎるんだろうな・・・・・・とか思いました。
漫画のエステルは、良い子だけど何だかんだで打たれ強い印象があるので、良い意味で祖母にも姉にもあまり似ていないように見えました(苦笑)
それはさておき、今巻は野郎共がかっこいい。
ヴァージル、アンゼリカ救出のために動き出すアレク。ガンスリンガーの到着。
姿を見せ始めたアルビオンの死者の軍隊。教授とジェーンのやりとりなど、後半へ向けてピースが纏まりつつあります。
それにしても、教授の妄想のヴァネッサかわいかったな〜・・・前巻のような美脚をあまり披露してくれなかったけど・・・・・・
だがしかし、ジェーンの侍女のシェリルがメチャクチャかわいかった! ちょっとロリ入った金髪巨乳でエロい顔も初々しいとか、一体どれだけ俺達を悩ませれば気が済むんだ九条氏!
ジェーンさんちょっと代わってくれ!とまあ、ハードな展開とはいえ、いわゆる萌え要素もちょこっとあります。
茨の宝冠編も中盤にさしかかり、大きな動きが多くなってきました。
しかし、盛り上がってきたところで、次巻へ続くというのはちょっと残念でした。一年待ってここで切られるのは痛い。
伏線の張りや回収などそれなりに動きはあったけど、やはり前巻から出版までの間が空いてしまったことと、相変わらずのページ数の少なさは気になりました。
もう少し出版スピードを上げてほしいです。できれば遅くても7、8ヶ月に一回は出してほしいかな。
商品としては少し不満はあるけど、作品としては特に問題は無いと思うので☆4でお願いします。
茨の玉座編クライマックス。
ヴァネッサを追うアベルはそこでケンプファーと意外な再会を果し、一方エステルの危機に颯爽と現れるタキシード
仮面…じゃなくてカイン、そしてゲット−での虐殺を止めるためにメ
アリとペテロの前に立つアレク。
今まで溜めていたものを解放するような怒濤の展開が目白押しです。総合的にはテンポも良く、群像劇もそれなりに綺麗に流れており、ごちゃごちゃした印象はありません。
メトセラの少女を守ろうとするアレクは、弱い男の意地と誇りを見せるものでした。小説版RAMシリーズに登場したヴァーツラフの影響は、やはりアレクを成長させる最大の支えになったのだなと思います。こういう心の師ってものがいると、現実でも心強いよな……ペテロが涙ぐむのも解るわ〜。
個人的に、エステルとカインのギャグは好きでしたが、展開的に今後は無さそうですね。
本性を現したカイン、02を80%まで解放したアベル、それを屠った最強の破壊神クルースニク01の降臨は一体どんな結末を見せるのか!
次の巻からは原作最終巻、茨の宝冠編が開始ですが、やっぱり原作通りなのかな? 個人的には吉田氏の残した資料をもとに、オリジナルでも良いので完全完結が見たい気がします。九条氏オリジナルの一つの結末としての区切りも見たいです。