今月はセーターの特集。
でもセーターを一番お洒落に見せるには、かっこいいアウターと合わせないといけないんだなあ、と気づく特集でもありました。
セーター単体でアウターが無いと、体の線が出すぎてシルエットが単調になります。
その点ではTシャツも同様ですが、Tシャツはデザインが多岐にわたる楽しさがあるのに、セーターはその風合いから全体に保守的な印象になり、強く印象に残りにくい気がします。
とはいえ、まだコートを語るには暖かいこの時期に、品数もたくさん網羅して、頑張った企画だと思いました。
その次のカバン特集もなかなか良くて、特にHINNの綺麗な革のバッグは往年のコーチのシンプルで豊かな革の質感を思わせて、非常に物欲を刺激されました。
残念なのは、後半に連続するブランドタイアップ記事の数々。
一言でいうと、単調なスタイリングが多くて、退屈です。
いまどき、1つのブランドで上から下までスタイリングを作ろうとすると、まとまり過ぎてファッション誌のセンスを示すには無理がある気がします。
結果的に、通販雑誌のカタログのような無難なスタイリングのブランドが目につきます。バーバリー(プローサムならまだよかったのに)、
リーバイス(ジーンズが地味な引き立て役で終わってる)、ストーンアイランド(くすんだ黒のオンパレード)などなど。
その中でも面白みがあったのはプラステ(アイテム数が多く、それぞれにちょっと個性がある)とレッドカード(デンハムばりに表情のあるデニム)、ヒスグラ(ライダース
ジャケットの勝利)などでしょうか。
個人的には、もう少しだけハイファッションを取り込んで欲しいです。
その点ではUomoのほうが紙面が楽しい。
そろそろ乗り換えようかと考えてしまいます。
スクエニのHPを見て、ビビッと来て買いました。
個人的に好きなんですよ、宇宙もの。
喜んで始めたんですが、結構曲者ですね、このゲーム。
まずなにより、皆さんが取り上げているキャラクターです。
主人公は自己陶酔タイプで、無鉄砲な行動と自分に酔った浅慮な発言がデフォルトです。
ですが、周りの仲間の脳内では、
主人公のこれら無鉄砲な行動は「勇気」と自動変換され、
浅慮な発言は「熱い」と自動翻訳されます。
そして、私の「そんな訳ないやんけ」と言うツっこみは無視され、
主人公に対しての感動と称賛、失敗した場合は慰めのオンパレードが始まるのです。
私は置いてけぼりです。
作り手との間に、物凄い温度差を感じる一瞬です。
他のキャラも似たような感じで、それぞれ独特のオーラを纏っています。
「ああ、キャラ作った人はノリノリ(死語)だったんだろうなあ。」
と感じられるキャラクターたちです。
好きな人は好きなノリだと思いますが、残念ながら私には合いませんでした。
シナリオ等にも結構この感じが色濃く反映され、突然始まるよくわからない鬱展開や
「ここはこんなに広くなくてもいいだろう」と思えるマップ、
やたらと少ないセーブポイントに
ゲームを終わりたくても終わらせてくれない華麗で長いムービー、
三枚組のディスクを生かした頻繁なディスクチェンジなど、
ユーザー置いてけぼりの個所が少々目立ちすぎます。
もう少しなんとかならなかったんですか、スクエニさん。
ただ、サイトアウトやリンクコンボを使った爽快な戦闘システムは
個人的には大好きですし、
ボーナスボードやアイテムクリエイションなど、
ツボ突きまくりな要素も多々あります。
それだけに、どうしても「シナリオが…。キャラが…。」と思ってしまいます。
これらの二つを今とは別の方が担当されていたら、
ひょっとしたら物凄い高評価を得ていた作品かもしれないだけに残念です。