このシリーズは、「2」までは楽しめたものの、「3」以降は一気に下降し、本作品でボトムラインに到達した。ホラー・SF・エンターテイメントの3本柱で基本構成されたなかなかのストーリーであったため、今回の仕上がりには閉口した。
シガニー・ウィーバーをここまで「かっこいい女性」に昇華させたにも関わらず、何故「2」で完結としなかったのか・・・。どたばたしたシーンを否定される方にはお勧めできるものの、私個人としては観るに忍びない駄作。映画の位置付けも難しい。第一作目と比較すると、まるでインスタントラーメンのようだ。
1〜3との比較ではなく、これはこれとして面白いです。
冷凍ガス浴びせる罰→脱出して穴の下で待ち伏せ→さらに冷凍ガスのお返し、のシーンが全体を象徴しているように思えて、好きです。
怖いけど子どもっぽい、子どもっぽいけど(いや、それゆえに)怖い。
あと、ここは水没キッチン→エイリアンエッグの巣の待ち伏せ、の伏線なんですね。
エイリアンは「待ち伏せ」が得意なんだろうなって思わせます。
知恵のあるはずの人間が、引っかかってしまうところがいいんです。
エイリアン側の視点に立つとね、面白いです。
ニューボーンですが、1のエイリアンの「不気味さへの志向」を引き継ぐ造型として、評価します。
殺害方法も、よくこんなの考えるよな、撮るよな、って感心させられます。
ところで、あのニューボーンの殺害シーンですが、ニューボーンの悲鳴の一部が「体が抜けるぅ〜!」という日本語に聞こえるのは自分だけですか? もちろん
英語の音声で、ですよ。