今もゲームと言う世界に衝撃を常に与えてくれ、最前線で活躍している小島秀夫。その彼が、これほどの映画好きであり、読書好きであることはある意味、彼にとっての栄養素だと言える。クリエイティブな彼がこれまでにどういう作品に触れてきたのか、彼を構成している一部をこの本で垣間見ることが出来る。もちろん、すべてではないから「垣間見る」なのであるが。
なぜ、彼があれほどまでにクリエイティブな発想が出来るのか。その原点に立つマテリアルを知りたい人に薦める本、映画等を紹介するための本(主に)である。
この本は独自企画で書かれた物ではなく、情報誌「
ダヴィンチ」で書かれた物をそのまま引用されている。しかし、それがすべてではなく、この本のために書き下ろされた章も存在している。
ギネスブックにも世界で最初の斬新な
ステルスゲームとして記載されたメタルギアシリーズをデザインした小島秀夫の映画について熱く語られた本です。
コナミの社内ではなぜかゲームデザイナーである小島秀夫が「監督」と呼ばれています。
それは小島秀夫自身がかなりの映画好きだからで自身のデザインした作品にも映画の影響を
色濃く受けたものが多いからです。
近年では役職名もこれに倣って「監督」となってしまいました。
たとえば最初期のメタルギアは主人公のグラフィックがまるでシュワルツェネッガーのようで
映画ダイ・ハードを思わせるステージがあったり最近の作品のメタルギアソリッド3でも
映画追跡者に酷似したダムから飛び降りるシーンをゲーム中のムービーに採用したりしています。
また、メタルギアソリッド1〜4においてゲーム中のキャラクターがゴジラ、大脱走、
キングコングその他マイナーな映画も含めて数十本に上ると見られる数の映画を実名でこれは面白かったとかこういうシーンが印象深かったとかこの映画の主人公のようにお前もやってみるんだとかそのゲームの設定時代に放映された映画をキャラクターに語らせたりもしています。
この様に今も昔もゲームの発想の原点に映画があることが伺えるのが小島秀夫なのです。
そんな小島秀夫が見てきた無数の映画とそれをどうゲームに生かしてきたのかが語られているのがこの本です。
興味深いのは最新作、メタルギアソリッド4はファミ通などでは満点を計測したものの
ネット上のゲームファンや海外ファンからはムービーだらけで疲れたという声も数多くあり、
映画への憧れがプレイヤーにムービーの強要という形で表現されてしまったMGS4についての
反省や失敗点が書籍の中で既に述べられているところです。
一度は否定しましたが、今後はMGSに生涯関わっていくことを明言しているのでMGS5では
MGS4の失敗を生かし、映画の原点に立ち返った作品が期待されます。
たまたま、ゆ〜ミンのラジオにゲスト出演のトクの声をきき、あー元気なんだなと安心した。でも「まゆみ」さんのくだりになって声に動揺が(^_^;)。高音部は聴いてて、ちょっときついかなと思った。以前まゆみさんも言ってたけどノドに力感じが残念。せっかく天性のすばらしい声があるのだからvoiceを大事にまずは禁煙してね。もっと歌を歌う機会を増やして欲しいと思っているのは私だけ?