SFの古典の映像化。SFファンとしては、シールドやナヴィゲイターによる空間移動などがどの様に映像化されるかに特に興味があったが、概して良い出来であると思う。各種小道具類も妙に19世紀的懐古趣味の造形がなされており、リンチ独特の美学が感じられる。また俳優陣もヨーロッパ系の個性派をそろえており、マル(公爵役は「Uボート」の艦長のヒゲ男だ)。特にハルコンネン男爵役(これがまた滅茶苦茶なオヤジである)のK・マクミランの好演が際だっており、その他の悪役陣もクセ者揃いで細かい演技までうならせる場面が幾つかある。ただし、長大な原作を数時間の一編の映画にするのには、やはり多少の無理があったようで特に最終場面はかなり急ぎ足である。
一言で言ってしまえば、今までに無いタイプのゲームです。
リアルタイムで進行する将棋もしくはチェスに、
『膨大なプラスαの要素』が加わったような感じ・・・とでも言いましょうか。
とりあえず、こんなのがダメな方は購入は避けた方が良さそうですよ?
1:『説明書とか読まずにぶっつけ本番、操作は身体で覚える』
ゲームシステムがゲームシステムなだけに、説明を熟読しないと訳が分かりません。
ゲーム内にもチュートリアルは設けられていますが、
基礎的な操作から上級者向けのテクニックまで、それこそ膨大な説明量です。
そういったものにウンザリしてしまう方にはオススメできません。
2:『細かい操作は苦手だ』
ボタン操作ではなく、何よりこのゲームは
タッチペンの操作がものを言います。
人によっては手が相当疲れるそうなので、危なさそうだなぁと言う方は
長いペンを買うなり自作の専用ペンを作るなりしないと痛い目にあうかもですよ。
3:『明々快々なストーリー性を求める』
ストーリーが無い訳では有りませんが、それこそ漠然とした全体の流れのみです。
プレイヤー自ら事の成り行きを読み取る、そんな感じのゲームですので。
物語を詳しく知りたいと思えば、始めに説明した『プラスαの要素』が絡んできます。
こういった事に特に抵抗を感じない方には、仕様を理解して操作にある程度慣れてくれば
これほど新鮮な気持ちでプレイできるゲームもそうそうないでしょう。
DSの特徴を生かした素晴らしい作品だと思います。
あともう一つ付け加えるならば、ゲーム内のボイスは全て『
英語』です。
掛け声に萌えか何かを期待している人は色々な意味で裏切られますよ?
タイトル通りです
ユグドラ、ブレイズ、今作のグロリアとシリーズ全てプレイ済みです。今回のグロリア・ユニオンも面白いのですがシリーズ通してやってる人間からすれば余り代わり映えしないように感じるのが欠点です。船を活かすという発想はなかなかだと思いましたが根本的なシステムは同じなので……。
昨今ではシステムを大幅に変えてコケるシリーズの方が多いのでこのシリーズはそういう意味では賢いとは思いますがもっと変化みたいなのが欲しかったですね。それだけが残念なので星を減らしました。
いやぁ、初めてみたのが、今から25年くらい前なんだけれども、気持ちよ〜く騙されました。ラグ
タイトピアノのBGMも鮮やかに、つなぎ姿が妙にかわいいポール・ニューマンとレッドフォードが画面いっぱいに暴れまくります。これを邦画でやると、ただの博打打ちとヤクザの討ち入りの話になってしまうんだろうけれど(「鬼龍院花子の生涯」とかね・・・)、1930年代のシカゴのイカサマ師たちは、とにかく、おっしゃれ〜なのだ。
ちなみに
タイトルの「スティング」は直訳すると「蜂の一刺し」なんだけど、スラングで「かもる」って意味ですよ。あと「おとり捜査」って意味も「スティング」にはあるらしいです。
1936年のシカゴの下町。詐欺の師匠ルーサーとペアを組んでチンピラを見事ひっかけて金を巻き上げたジョニー・フッカー。ところが、巻き上げた金は思いもよらぬ大金。それもそのはず、大金はシカゴ・ギャングのボス、ロニガンの組織の金だったからさあ大変。ルーサーはロニガンの組織に殺され、ジョニーも追われる身となる。師匠の復讐を誓ったジョニーは詐欺の名人ヘンリー・ゴンドーフを訪れ、ヘンリーの口利きで集まった詐欺仲間と共に一世一代の大掛かりな仕掛けをロニガンに仕掛ける。・・・
映画と違ってフッカーの生い立ちや、映画では観られなかった詐欺の手口など、映画とはまた違った『スティング』が楽しめます。仲間内での洒落た会話がカッコいいです。詐欺師仲間を集めての大掛かりな準備と驚く展開にびっくり、びっくりの連続。ラストには思わず誰もが息を呑み、そして心の中で叫ぶことでしょう。私も思わず叫びました。「やられた!」
報酬が欲しいのもあるけれどここで黙っていたら詐欺師としての名が廃らァ、とばかりに集まってくる詐欺師仲間たちもいい味出してます。この映画でだまされなかった人はお気の毒。だまされたはずなのに感じるすがすがしさは、この作品でなければ感じられない。幾重にも張り巡らされている伏線は、何回も見直しては発見できる喜びをくれます。さあ、あなたもだまされましょう!