今日プレイヤーとして
ジャズを志すものは、特に独学の場合偉人が残した音源と理論書から方法論を学んでマスターを試みるのが普通でしょう。このコードの場合オルタードとかコンディミとか・・。でも、皆さん考えたことがあると思うのですが、果たしてパーカーをはじめとしたいわゆるモダン
ジャズ黎明期の巨匠たちは演奏中そんなことは考えてなかったはずと。本書は当時
セッションを中心にパーカーがどのようなコンセプトでビバップを完成させていったのかをその時々の多くの音源の譜例を交えて明確に説明しきった研究書だと思います。そういう意味では
ジャズ学習者にとってもっとも大事なものを体験できうる本であるといえます。一通りの
ジャズセオリーを身に付けていないと難解に感じると思いますが、コンセプトはきわめてシンプルとおもいます。これをもとに譜例の音源を集め、検証し一つずつのコンセプトをマスターしていくことにより学習者に大きく貢献しうる内容と考えます。注意点として、論文のような形式ですので実践的な教本の形ではないですが、本格的に学習していく場合これも逆にプラスになると思います。冷静に書いてきましたが本当に興奮してます。私は現在この本とともにバップ黎明期の謎を解く(おそらく長い)旅をスタートさせたばかりですが、こういう機会を与えてくれた著者の濱瀬氏に感謝いたします。
「本当にこの値段でいいの?」というのが、私の偽らざる気持ちです。
私は高校のときから
ジャズが大好きで、親からもらった小遣いの大半をLPレコード購入に費やしていた時期もありました。
そして、一番多く持っているのがチャーリー・パーカーです。
チャーリー・パーカーの価値をそれだけ知っているだけに、このCDの値段を見たときには、「わけあり品」かと思い、正直なところあまり期待しないで買いました。
ところがどっこい、この10枚の中には、私が大好きな曲がたくさん入っているのです。
その上、私が持っているものよりも「音」が格段に良い。
そういうわけで、毎日、感謝の気持ちでこのCDを聞いています。
チャーリー・パーカーがお好きな方は、売り切れないうちに迷わずお買いになることをおすすめします。
パーカーの有名テイクを採譜した定番本。
パーカー好きはもちろん、バップ好き、
ジャズの勉強としてのバップへの取り組みなど、幅広い使い道があります。
C用のみではなく、Bb用、Eb用があります。
ただ、調がすべてハ調で扱いで臨時記号として表記されているのが、かなり見ずらかったりします。