のっけから意標を突くブラストに胸躍らせてしまった1曲目。
ビョーンの新たな歌い回しが新鮮な2、4曲目。
何よりピーター復帰によるギターソロが、生き生きとしている！

後半は少しまったりとしてしまうけど、
最初にガツンとくるインパクトは、
彼らが常に最先端なメタルを創造している証だと、
痛感しちゃいます。

Peter Wichers脱退という、soilworkファンには御馴染み！？の騒動はあったものの、
2年振りに新作がリリースされました。

事前に2枚組という情報を得ていましたので、「メロデスで2枚組か・・お腹いっぱいだな・・」
と聞く前からちょっと構えてしまいましたが、想像以上に聴きやすい20曲でした。

1枚目は本当に攻撃的な楽曲が多く、「This Momentary Bliss」「Tongue」「Realm Of The Wasted」
はまさにsoilworkらしいアグレッシブな曲調が多いです。

特に「Realm Of The Wasted」はDirkのドラミングが凄い！！です。
この作品でのハイライトはDirkのドラムといっても過言ではないと思います。
全編通して、素晴らしいドラムです。

2枚目は、全体的にミドルテンポの曲が多いので、正直聴いていてダレてきます。
どちらかというと、同じアルバムとして聴かないほうが良いのかもしれません。

ただ、全20曲を考えると、1枚目の勢いのまま2枚目も進んでいたら、ちょっと疲れちゃう
かも知れませんので、良かったのかもしれませんね。

スタイルとしては、6枚目のアルバムに誓いのかなと思います。
私は好きですが、1枚に集約してもっとクウォリティの高い作品にできたかもしれない・・
という期待を込めて、☆4です。