ローン・ジャスティスのボーカリストのマリア・マッキーのソロ・デビュー・アルバム。
バンド時代とは違って少しおとなしくなったけど、ジャニスの再来と言われた歌は健在。
大陸の広がりを感じさせる1曲目「もう愛は帰れない」、シャウトしている6曲目「キャント・プル・ザ・
ウール・ダウン(もう騙されない)」、ローン・ジャスティスっぽい11曲目「サンデー・
ドレス」が好きだな。
93年発表のソロ2作目。1曲目からいきなり優しく、明るく、力強い、
タイトルどおり「癒してくれる」ナンバーで幕を開ける。
ヴァン・モリソンのカヴァーが2曲のほか、女性ならではの逡巡を経て「いいのよ、許してあげる」と切なく、そして切なさを振り切るように高らかに歌い上げる5曲目、理不尽だけどそれだけに現実的であっけらかんと明るく男を突き放す10曲目などは、いつ聞いても人間っていいなあ・・・という気にさせられる。マリア・マッキーの良心がぎゅっと詰まったアルバムです。
買って損無し!
ここ数年(といっても96年以降なのでもう7年近く)オリジナルアルバムを出してないのでファンとしては寂しい。