う〜ん、いいですね「ふしぎ文学館」は。欲を言えば「甘美な牢獄」や「座蝋の刑」も収録して欲しかったです。しかし現在のところ宇能氏のまとまった怪奇小説を読めるのはこれだけなので貴重です。是非、みなさん読んで下さい。
一世を風靡した日活ロマンポルノ。
主演の原悦子さんは、アイドル的な人気でした。
日活ロマンポルノが当時の若者に指示されたのは、成人映画というアウトサイダー的雰囲気に惹かれた面やこの作品にみられる自由自在のパロディといいますか不条理劇もあったかな、と思います。
タイトルは、中身を示しているわけではありません。
ストーリーらしきものは殆どなく、吾妻ひでお的不条理&ナンセンスコメディになっています。
成人映画ですので、普通の映画ではやりにくい下ネタが豊富に使え、監督は裸さえある程度写せばあとは自由にできるわけです。
そのため周防正行、崔洋一、相米慎二、滝田洋二郎、森田芳光、根岸吉太郎など優れた才能がたくさん出てきました。
70年代というのは、高度成長期の魔法が解けたような時代風潮がありました。
それによくマッチしたのだと思います。