今は
ジャズばかり聴いていますが、それ以前はロックを聴いていました。今から思うに、
ジャズを聴き始めるキッカケとなったのが、フランク・ザッパの作品だったと思います。ロックなのに緻密なインストゥルメンタル、という事自体が、それまでのロックに対するイメージと大きく異なっていました。個々の高度な技術によるアンサンブル、イアン・アンダーウッドのサキソフォンや、その他マリンバなど、
ジャズとクロスしている部分が多いです。初期のザッパ作品に、西海岸の
ジャズ・ミュージシャンが大挙参加したこととも無縁ではないでしょう。60年代末は
ジャズとロックが接近した時期でした。ともかく、「Peaches En Regalia」を聴いた時、何て濃密でカラフルな曲なんだろう、とショックを受けました。もちろん、ザッパらしい怪しさも。
ジャズを聴いている今も、この妖しく魅惑的なフュージョン・サウンドは新鮮な感動を与えてくれます。
1.
デヴィッド・ボウイ/スペース・オディティ
2. ジュリー・ドリスコール&ブライアン・オーガー/火の車
3. スティーヴ・ミラー・バンド/スペース・カウボーイ
4. ピンク・フ
ロイド/太陽賛歌
5. ピンク・フ
ロイド/神秘
6. ザ・クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン/ファイヤー
7. バーズ/霧の8マイル
8. ジェファーソン・エアプレイン/ホワイト・ラビット
9. ソフト・マシーン/ウィ・ノウ・ホワイト・ユー・ミーン(スーン・スーン・スーン)
10. グレイトフル・デッド/シュガー・マグノリア
11. フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インベンション/スージー・クリームチーズ
12. ジミ・ヘンドリックス/ヴードゥー・チャイル
13. ソフト・マシーン/イット・ウドゥント・ラスト
14. ファミリー/ドラウンド・イン・ワイン
15. ドクター・ジョン・ザ・ナイト・トリッパー/マルディ・グラ・デイ
16. イッツ・ア・ビューティフル・デイ/ウェイスティッド・ユニオン・ブルース
17.
キャプテン・ビーフハート/アポン・ザ・マイ・オー・マイ
テレビ出演時やライブの映像が中心だが、ザッパだの初期ソフト・マシーンだのビーフハートだの、とにかくレア映像のオンパレード。
バーズはマッギン、クロスビー、ヒルマン、マイケル・クラーク時代。
ソフト・マシーンはラトリッジ、エアーズ、ワイアット時代。
6・7・9・11・12・13・は白黒。
8はメンバーの登場しないイメージ映像。
ザッパファンならもちろん買いです。ダブルームスペシャルに既出曲もミックスの違いなのか、音の感じが違います。良くなってますね。それと前出のビデオであった効果音はなくなってます。また、ルースアンダーウッドのプレイも最高。音だけでなく、キュートですね。当時多分20代後半(ウィキペディアによれば、28歳)なので、その姿もまた楽しめます。なんか途中で突然終わる曲がありますが、この辺のところが、当時フルバージョンで出せなかった理由の一つなのかもしれません。点数で4点なのは、不満として、前出のダブルームにあったアプロキシメイトがカットされているこことで、誠に申し訳ありません。
1984年8月26日NEW YORK CITYでのライブを収録(ソフト初リリースは1985)・・・同名のCDが出ていますが、収録場所が違っていたと記憶します。約60分の映像ですが、とても見応えある素晴らしい内容です・・・ザッパのお客さんを楽しませる精神が、ひしひしと伝わってきます(この映像を観れば、イメージ変わる方も多いハズ!)。バックを務めるメンツは、レイホワイト(G)・アイクウィリス(G)・ボビーマーティン(Key/Sax)・アランザヴァド(Key)・スコットチュニス(B)・チャドワッカーマン(Dr)・・・プロフェッショナルな優れたミュージシャンばかりで、その演奏は完璧と言っていいでしょう。当時日本盤でリリースされたLDは字幕がついていて、訳詞のエロ・アホさ加減にビックリしましたが、このDVDにはそれがないので逆に集中してライブを楽しめるかも知れません、笑(このDVD、日本盤でたのかな?)。ギタリスト:フランクザッパのカッコ良さにも、惚れ惚れしてしまいます!!この値段ならば、買いですよ!!追記;インタビュー中のシーンで、通行中の女性がバスト(ビールとオッパイ!)を露出するのですが、ブサイクさに滅入ってしまう事も付け加えておきます(涙)。
この頃のザッパには、この世に音楽で表現できないものはないと言うほどの勢いと溢れる創造力を感じます。一曲目のギターソロは宇宙空間へ連れて行ってくれます。最高傑作だとおもいます。
音楽好きな人なら、絶対聴いてみてください!!!!!