1975年12月に行なわれたNWF世界ヘビ-級選手権試合。プロレス史に燦然と輝き、今なお語り継がれる伝説の名勝負。猪木とロビンソン、世界最高の実力者と評価される両雄の激突は”夢の対決”と呼ばれ、プロレスファンの注目を集めた。試合は、ストロングスタイルとランカシャ-レスリングの真髄といえる高度な内容で、格闘技色の濃い戦いはアンチプロレスファンにもおすすめです。ややロビンソンのペ-スで試合は進むが猪木の反撃はなるか?猪木のスピ-ディ-でバネの利いたドッロップキックの連発、ロビソソンのス-プレックス、電撃のクラッチホ-ルド・・等、見どころ満載。また、卍固め、バックドロップなど猪木の代表的な必殺技も繰り出されファンには堪りません。晩年の猪木しか知らないファンにとっても『本当に強かったA猪木の絶頂期』に行なわれた試合として必見のビデオでもあります。余談になるが、もし当時の二人が現代にタイムスリップして、総合格闘技界に進出したら・・と思えるほど両者の実力の高さ、テクニックを楽しめる試合でプロレスファンはもちろん、K-1やプライドなど、すべての格闘技ファンにもおすすめのビデオです。
~ビル・ロビンソン戦は、馬場が唯一勝利した初顔合わせでの試合を収録。国際プロレス時代はもちろん、猪木も名勝負の末に引き分け、鶴田も勝てなかったロビンソンに「日本人として初めて勝った」、PWF選手権試合である。3本勝負で、馬場は珍しく積極的に攻め抜き、必殺の人間風車を防ぐ。ロビンソンもゴッチばりのテクニックとパワーを見せるが、馬場の気~~迫が勝った感じ。
とはいえ、ロビンソンの技を受けきっていたとしたら、勝負はわからなかったような気はする。そこが猪木対ロビンソン戦との違いではある。「東洋の巨人」「世界のジャイアント馬場」というアナウンサーの連呼が懐かしい。。。
~~
一方の鶴田戦は、オープン選手権の際の映像やインタータッグ奪回の瞬間も見れて貴重だ。!パッケージでは6分49秒となっているが、実際は16分49秒の試合なので、たっぷり楽しめる。24歳の鶴田が馬場の顔面を捉えるドロップキックの凄さ。これを見るだけでも価値がある。馬場は鶴田を余裕で受け止めて、ここ一番でのラッシュで仕留めにかかる。
~~
ということで、第3感は反則なしのクリーンファイターの2人との戦いで、馬場の独特の間合いと試合ペース、そして圧倒的なパワーをじっくり味わえるところがポイント。~
この本の著者は、アメリカのウィロークリーク教会という大教会で、小グループを導いてきた人です。10年の試行錯誤の後にこの本は書かれたと書いてありますが、教会で実際に起こったことなどを織り交ぜながら、本当に人々が豊かな交わりをするにはどうしたらよいのかを、神学的背景からも説明しており、入門書・小グループリーダーの教材としても最適です。これから日本の教会も単なる祈り会ではない、小グループの必要性が高まるでしょう。牧師を目指す人にはぜひ読んでいただきたい本です。ただ、訳者がどのような思いで訳されているのか、訳者あとがきがないので分からないのが残念です。
私はリアルタイムで全盛時のビル・ロビンソンの試合をみたことがある者です。本人がこの本に書いているとおり、その圧倒的な強さ、洗練されたテクニック、決め技、必殺技の豊富さには、みていて舌を巻くとともに、これまでのプロレスの概念が覆されるほどの、感動を覚えたものです。プロレスリングのすばらしさを日本にもたらしてくれた彼がいま、この日本に在住しているなんて、真のプロレスファンにとっては本当に、たまらない喜びです。
[ASIN:4757720823 人間風車ビル・ロビンソン自伝―
高円寺のレスリング・マスター (BLOODY FIGHTING BOOKS)]