士朗正宗氏の初期作品『ブラックマジック』より、『ブービートラップ』をアニメ化した作品。
とは言っても完全に独自に完結したストーリーであり、同氏のファンはもちろん、一切の予備知識がなくても楽しめるアニメーションであることは保証する。
なかでも、みどころは
タイトルにもなっている対人自動歩行兵M-66の不死身を思わせる執念深さであり、後に大成功を博した
ハリウッド映画『ターミネーター』を髣髴とさせる。私は同作品をはじめてみた当時の、あのはらはらさせられた心境を忘れることができない。
監督、脚本、絵コンテにいたるまで士郎正宗自身が参画しており、氏の描く作品世界のイメージをを忠実に再現していること、にもかかわらず氏の作品群に共通する複雑な世界観を
コンパクトにまとめており、きちんとエンターテイメントしている点も士郎正宗ファン以外にも薦められる理由のひとつとなっている。
もう一方の主役であるシーベル(榊原良子)の名演技もあって、きっと貴方も、最初から最後まで画面にくぎ付けになることだろう。
制作から十有余年を経た作品であるにもかかわらず、今でも私の見た中でトップクラスのクオリティを誇る傑作であると断言できる。
知人に勧められたのでレンタルして、嵌ってしまい、
ついにはコレクターエディションを買ってしまいました。
原作との乖離は気になりません。DVDのあと原作のマンガを
読みました。残念ながら、マンガの
攻殻機動隊と同じく
ごちゃごちゃ感があまり好きになれません。
第三者が製作したアニメは整理されているので、
あくまでもエンターテイメントとしてですが楽しめます。
原作者の世界観にこだわりのある人からすると私の意見は
言語道断かもしれませんが、劇場公開するアニメでは、
商業的成功を目指すためには、この整理が不可欠と思います。
さらに、今回はいろいろ実験的要素が多いのでなじみの少ない
絵の質感、3DCGの見せ方が違和感を増幅するようです。
この見せ方は、外国製のやっとぎこちないアニメート可能となったソフトの
約十年前のモデリングと色付けを高度化したもので、当時のフィギュアを見慣れた
私としては、すごいことをやり遂げたなという印象が強くあまり違和感もありません。
単純に戦闘シーン等に興奮したのが正直な感想でもう5回以上見ました。
新しいアニメのシーンを見たい人にはお勧めです。
私がプラモの存在を知ったときには既に絶版となっていたのですが
コトブキヤさんは
攻殻機動隊に本格参入するのでしょうか?
多脚戦車のHAW206を控え、来年にはどうやらタチコマも出るようで
そのおかげかはわかりませんがリニューアルパッケージ版という形で
再販されたのは本当嬉しいですね。
キットもいい出来です。ヘリはあまり組まないのですが、内装がないのと
スナップフィットでサクサク形になっていくので楽です。
色分けは元々地味な感じなので塗らなくても再現度高いです。
センサー類をちょろっと塗って墨を流すだけでも見栄えすると思います。
ジガバチの特徴的な武装ガトリングガンポッドもフル可動です。
本体との接続基部とロール軸はポリキャップで可動しますが
ガトリング基部の丸い部分はプラ同士で動かすので塗装派には辛そうです。
おまけの同スケールタチコマは青ランナー一枚×3体分の構成です。
足の基部がボール可動、両手は気持ちスイングします。
分割は頑張っていて、おまけには勿体無い出来だと思います。
あとコトブキヤのフライングベース3も同梱されています。汎用性のあるいいベースです。
しっかりと
攻殻機動隊SAC 2ndGIGとロゴが
プリントされてありますが。
一応定価で\700くらいのやつなのでお得感あります。
いいものです!