「戦国自衛隊1549」を見た。改めて本作の面白さが実感される結果となりました。
奇想天外な展開に、当時の個性派ぞろいのあくの強い俳優陣たち。少々安直な設定などおかしな点も多々ありますが、映画としての面白さは超一級だと私は思います。
後半の大合戦シーンは今見ても面白い。戦国の兵たちが、あらゆる工夫で現代兵器を破るシーンの面白さ。それによって一人また一人と倒れていく自衛隊隊員たち。そうこの映画にはドラマがあった。争いをさけ現地の子供たちの義父になるムッシュかまやつさん。アウトロー的な生き様で、わが道を行くため
千葉真一と対決する渡瀬恒彦。過去と現代に割かれた恋人たち。そしてなんといって
千葉真一演ずる自衛官と長尾影虎役、夏八木勲の男の厚い友情と、最後の対決など、涙腺を熱くするエピソードが面白かった。
古きよき日本映画の名作の1本でしょう。
ぜひ読もうと思ってずっと忘れていた
千葉真一の自伝「
千葉真一 改め 和千永倫道」2年遅れてようやく購入&読了。
千葉真一初にして唯一の自伝本。
内容は多岐に渡り「風林火山」での俳優
千葉真一引退の話をはじめ志保美悦子、
真田広之、
堤真一ら弟子たちとの別れ話、
タランティーノや深作欣二との交流等盛りだくさん。
若手のとき高倉健に付いてて今でも一番あこがれてる話もよかった。
ただ・・・その濃すぎるキャラと人生のわりにほんのページ数が少なすぎて物足りない!もっとくわしく読みたい!というネタも数ページでさらっと書かれてるだけなんで。
続編を書いてほしいと強く希望します。
2003年には
窪塚洋介主演、平山秀幸監督で公開された映画、私は映画館でみましたが、家で見た本作の方が楽しむことができました。勿論視覚効果等では比べものになりません。しかしそれを補ってあまりある出演者の演技とカメラワークに自然に引き込まれていきます。監督はもう説明の必要のない深作欣司氏。リメークされたものしか見たことない人には是非こちらも見てほしいと思いました。
千葉真一ことJJサニー千葉こと和千永 倫道(名前多い!)2冊目の自伝的書籍。
前作「
千葉真一 改め 和千永倫道」の内容の薄さを補完すべく多少細かく書かれててファンなら嬉しい。
いい話がたくさん載ってる中印象的だったのが川谷拓三がプロボクサーに殴られて目玉が飛び出したことを参考に「直撃!地獄拳」で室田日出男の目を飛び出させる演出にした話・・・ほんまかいな!?
もうひとつは隻眼の柳生十兵衛役をやり続けた結果、片目だけ酷使しすぎて人工レンズを入れることになったエピソード・・・これ初めて知ったけどすごい!
あと、
タイトルどおり文中でも武士道を説きまくってるのですがこの本を読んで新渡戸稲造の本に興味を持って読んでくれたら嬉しい・・・みたいなことを書いてた。千葉ちゃんにそこまで言われたら読むしかない!
これからもぜひ年に1冊くらいは千葉本を刊行してほしいです。