話の展開のスピード、内容の濃さ、大枠の世界観、どれをとっても平成ライダーの中で最高の出来栄えだと思います。時々ふっとみたくなる、そんな時に手元にあるとgoodです。
柴崎先生(崎は正しくは山、立、可)の恩師・黒岩義五郎先生は「拙速」を旨とされたそうである。拙くとも速く。若き日の柴崎先生は、では自分は「巧速」にしよう、と思ったのだそうだ。巧く、速く。
両立できない二者択一の問題だった筈だが、先生は超人的な努力により、生涯両者を追求し、そして教育・臨床・研究のすべての面で、能う限りこれを達成された。本書はそんな先生が長年の研鑽で築き上げた神経診察の体系(そのごく一部)を、わかりやすく解説した本である。
医学書を執筆するとき、通常我々は、まず自分の知識で全体像を描き、あいまいな部分を文献で確認したり補充したりして完成度を上げていくことが多いと思う。その際、文献記載に重点を置いて厳密な客観性を担保するか、自説を強調した主観的な内容にするかは、難しいところである。通常は前者の方が無難であるが、通読には面白みに欠ける憾みがある。一方、実力不足の著者が後者をとるなら、学術書として成立しない。
大臨床家である先生は、ここであえて主観的な方法論をとられた。あの伝説的な診察の奥義とその背景とを、そのまま読者に提示された内容であり、大変スリリングな仕上がりである。意識の流れが手に取るようにわかり、懇切な先生の回診を追体験している気持ちになる。読んでこれほど面白い神経学書はまれである。
もちろん、だからこそ「あとがき」に書かれているように、疑問や異論が生まれる余地は少なくない。私はいちいちそれを書き込みながら少しずつ読み続けた。ほとんどは意見の相違のレベルであり、全体として本書は、すべてのneurologistが目標とすべき神経診断の要諦を明示している。初学者よりもむしろ、一人前の臨床医を自負する世代が自省のために読む本として本書を位置づけることが、最も相応しいと思う。
このSAMURAI7の音楽は、
犬夜叉などの作曲も手がけた和田薫さんと和太鼓奏者の林英哲さんによるものです。
和楽器によるずんずん響く音楽がとても作品に合っているし、気に入っていました。ですが以前まではイメージCDが発売されていたのみでサントラは発売されていなかったので、まだかまだかと待っていました。そしてついにアニメ地上波放送に合わせてリリースです。
やっとか! と言う感じですが、もうリリースされないのではないかと少し心配していたので良かったです。
アニメをまだ観ていない方も、地上波放映を機に観てみると良いのではないでしょうか。
お勧めのサントラです。