「ポケモン不思議のダンジョン」は、現在、子供達の人気ソフトの一つになっているようで、ゲーム店へ行くと、多くの子供達が親に「ねえ、これ買ってよ」と頼んでいる光景を見かける。しかし、ソフトに入っている解説書だけでは、解らない事だらけ。しかも、エンディングまでの23種のダンジョンをクリアーした後に待っている24種(エンディングまでより多い!)のダンジョンに入るために満たさなければならない条件が解りやすく解説してあり、全47種のダンジョンのフロア毎に登場する野生ポケモンの種類、難易度、攻略のヒントまで詳細に解説してあり、主なユーザーとなる小学生にも読めるよう、難しい漢字にはルビが必ずついている(当然か)。なお、エンディング後に入れるダンジョンの内、6種は何と99フロア有るのです!これは、難しい!しかも、エンディング後のダンジョンに入るルールとして、それまでに上げたレベルが1に戻り、「わな(見えない!)」が待ちかまえている、といった事が解説され、400ページのボリュームでこの価格は、攻略本としては、破格の安さです。うっかりすると、100ページにも満たない攻略本が1600円位する事もあるのに、これなら、子供に買ってあげられますよね。推薦!
最初のページからエンディング後の追加要素が載っている、ネタバレだらけのやりこみたい人向けの本です。
シナリオ攻略では、ダンジョンごとに入るための条件や攻略ポイントなどが見やすくまとめられており、特に宝物部屋のデータはレアなどうぐを手に入れるのにとても役に立ちました。
どうぐ関連では、装備品やグミなどの効果の詳しい解説があり、さらに欲しいどうぐを手に入れるのに”どうぐが出現するダンジョン逆引きリスト”が、手に入れたどうぐを活かすのに”わざ・ひでんマシンが使えるポケモン逆引きリスト”が便利でした。
また、開発
スタッフさんのインタビューもあり、ポケダンの裏側をちょこっとのぞくことができます。
エンディング前・後を通して全てのダンジョンが載っているので、この本一冊で十分事足りますが、エンディング前に入るダンジョンについては『公式ガイドブック』のダンジョン攻略と比べるとあっさりと書かれています。(同じ内容になるからだとは思いますが…。)
「不思議のダンジョン」シリーズが初めてのお子さんのために本を購入するような場合には、「ダンジョン」の基本から丁寧に解説されている『公式ガイドブック』の方を、基本はバッチリで全てのダンジョンに挑みたい・全てのポケモンを仲間にしたいという方には、この本をオススメします。また、この本の”全ポケモンデータリスト”では満足できないという方は『公式ポケモン名鑑』を合わせてどうぞ。(本を複数購入するのは大変ですが、その分、情報はきっちり乗ってます。)