50年代の音楽革命の中でエルヴィス以上に独自のスタイルを確立したスターはいないだろう。
カントリーをベースにブルース、そしてロックン・ロールを例の下半身を激しくシェークする振り付けはアメリカ大衆文化を大きく替えたとも言われている。
ただ、俳優としてはあまり魅力が感じられないが、それでも1956年から毎年のようにヒットした曲をちりばめたエルヴィスの映画ファンとしては観ないわけにはいかないだろう。この作品でも6曲を披露しているが、その中でも『Baby I Don't Care』がいいですね。
ロックと
バラードのナンバーが程よくアレンジされているエルヴィス音楽は今の時代でも十分楽しめます。