立花理佐のベスト盤はフォトカードの特典がついた最初のベストの方が選曲が
いいと個人的には好みです。音はこちらの方がいいですが・・・
松本ー筒美のゴールデンコンビになったら、どういうものを出して来るのか
期待してたら、いきなり「刹那主義」筒美先生の曲が河合奈保子に提供して
いたころのサウンドをそのまま持ち込み、そのせいなのか松本さんの歌詞が
もろに、売野さんを意識してると思う内容。出だしで男に向かって、いきなり
捨て台詞。オマケにルビ攻撃までやってる。(松本さんは日本語を大切にする
というスタンスを明確にしていたのに・・・)”今だけよければいいの”
”今だけ燃えればいいの”どうでもいいけど内容が
タイトルそのままで、端的
に言って、明菜路線は松本さんはやらない方がいいと思いました。
ラストアルバムもこのコンビ作品ばかりなのに、冴えなかった。
ゴールデンコンビに期待してただけに残念。
そういうことで、音質はともかく、後半は聴く気になれない為、申し訳ないけど
この評価です。
僕にとってこんなに切ないヤクザ映画は最初で最後の作品だ。
柳葉敏郎と南果歩の淡く哀しくて切ない男と女の感情を梶間監督が見事に描いている。南果歩のやくざな男を愛してしまった性が本当に切ない名演技である。
柳葉も
列車の中で益岡徹を刺殺するシーンも見事な演技ぶりで殺した後の「ギラついた目」は素晴らしく、柳葉が役者として一皮剥けたと思わせる場面だ。ヤクザの宿命を見事に演じている。
南果歩が麻薬中毒になって北海道の療養所での二人の再会のシーンの南果歩の柳葉を見つめる「優しい目」はぐっとこみあげて泣ける場面です。脇を固めるジョニー大倉・布施博らの役者たちも秀逸です。東映さんには是非dvdでの再販をお願いしたい作品の一つである。20年ぶりに鑑賞し直したが本当にほろ苦く切ない映画だ。