大作にふさわしいスケール感のあるサントラです。とくにエンド
タイトルのダイナミックなスコアは最高ですが9番のどことなく切なさというかそういう響きのあるスコアを大作の中にもりこめるところもさすがだなと感心させられてしまうサントラです。
だいたいの
ハリウッドの映画って大物スターを掲げる事によって大ヒットを飛ばす!という感じだけれど、この映画は違っていて良かった。”宇宙からエイリアンがやってきて地球を支配しようとやってくる”っていうありがちな内容になりそうなところを、特撮技術を上手く使い、主役を1人に絞らずに様々な登場人物の視点からストーリーが展開されていて面白い。特に、エイリアンを隠さずにリアルに登場させ、アメリカが秘密にエイリアン研究を行っている基地と言われている”エリア○○”を登場させ、現実に有るかのように思わせたり、アメリカの大統領が宣戦布告のスピーチをする場面は実にかっこ良かった。
7月2日、全米都市の上空に突如、巨大な異常物体が出現した。それは、異星人の乗った巨大宇宙船だが、何の応答もせずに信号を発信させている。
ニューヨークの天才コンピュータ技師のデビッドは、宇宙船が発する信号を分析し、それが地球へ攻撃するための
カウントダウンであることを発見する。デビッドは早速大統領補佐官を務める元妻を通じてホワイトハウスに知らせる。知らせを受けたホイットモア大統領は全米都市に避難命令を出すが、宇宙船は突然攻撃を開始し、全国の大都市は壊滅状態になる。7月3日、核攻撃によるアメリカ空軍の反撃が開始されたが、強力なシールドに保護されている宇宙船は反撃にびくともせず、次々に地球を攻撃する宇宙船にお手上げ状態。果たして、人類はこの大惨事を乗りきれるのだろうか・・・?こういうSFの映画についてはあまり理解できない私が偉そうに言ってはいけませんが・・・、完全に「アメリカ万歳」思考だけでできた作品だと思います。宇宙人相手にいきなり核攻撃する、というのもいかがなものか。まあ、この作品のイチオシは何といっても、でっかい円盤!直径が24kmというからオドロキ。突然
ニューヨーク一帯がUFOの落とす影に覆われるのだから・・・、圧巻のシーンです。やっぱりこの作品の醍醐味は、SFX!エイリアンといい、円盤といい、力が入った映像で引き込まれました。アカデミー視覚効果賞を受賞したのもうなずける、ド迫力の大作映画です。